ママの呼び方

スポンサーリンク
育児・子供観察

子どもを持つ母親(ママ)が周囲から、どう呼ばれるか。
相手との距離感によって変化するものですが、子どもがいるがゆえの特殊な呼び名もあります。
他に、子どもがいる場合の夫からの呼ばれ方や、どう呼ばれたいのか。
夫側はパートナーの呼称は念入りに考えるものです。

スポンサーリンク

ママ友からの呼ばれ方は〇〇ママが一番多い

子どもを持つ母親が、同じく子どもを持つママ友からの呼ばれ方のアンケート結果が以下です。

出典:ママ友・夫・子どもからなんて呼ばれてる?(ベネッセ ウィメンズパーク)

1位「〇〇ちゃん/〇〇くんママ」と2位「名字+さん」で85%です。
「〇〇ママ」は子どもを持つ女性、男性の場合は〇〇パパで、子どもが幼少の期間限定の呼び名。

上記グラフの3つの呼び名は、ママ同士の距離感の差を表しています。
関係が浅い=2位「名字+さん」
関係が中間=1位「〇〇ちゃん/〇〇くんママ」
関係が深い=3位「名前+ちゃん」
学生同士であれば、「名字+さん」→「名前+ちゃん」です。

よく出てくるお話として、3位の「名前+ちゃん」に、近寄りすぎ(抵抗感)を感じる人がいます。
子どもが仲良くなり、ママ同士が一緒に過ごす時間が積み重なり、どちらかから「名前で呼んでよい?」と聞かれる。
聞かれた側が、違和感なくYesと言えれば良いですが、子どもが間に入っていなかったら近づきたくない相手だったとしてもの拒否しづらい。
結果、期間限定と割り切って「良いです」と答える。

子ども云々にかかわらず、人間同士の距離感問題の1つです。

子どもからの呼ばれ方は「ママ」が1位

出典:ママ友・夫・子どもからなんて呼ばれてる?(ベネッセ ウィメンズパーク)

1位「ママ」と2位「(お)母さん」で、9割を超えています。
僕の身の回りでは、就学前は大半が「ママ」で「お母さん」はごくわずか。
子どもの年齢が上がれば、その比率は「お母さん」が増えますが、いま子どもが幼少期は「ママ」が多い。

僕の子ども時代の昭和を思い出してみると、「ママ」を使う子どもは皆無でした。
地方在住だったので、東京のような高所得層が集まっていない環境だったことも、関係していると思っています。
地方ならではとして、同調圧力が強くみんな「お母さん」で横並びだった気もします。

出典:20~40代の男女に聞いた!母親の呼び方ランキング(だんらん日和)

上記は、大人の女性が自分の母親を、どう呼んでいるのかです。
圧倒的1位が「(お)母さん」で、約7割。

初対面の人には「うちの母親」と言い、慣れてくると「お母さん」になる。
僕の身の回りでは、成人女性が自分の母親を「ママ」と言う人はいません。

関連付けるなら、先ほどの昭和期・平成初期はお母さんが多かったのであれば、その延長となります。

夫が奥様を何と呼ぶか

最後に、夫が奥様をどう呼んでいるのかが以下です。

出典:ママ友・夫・子どもからなんて呼ばれてる?(ベネッセ ウィメンズパーク)

上位3位までの情報で、3つ合計で100%ではなく56%の情報です。
Top3で56%なので、4位以降もばらけていると予想できます。

1位は「名前(呼び捨て)」で28%。
僕の身の回りで呼び捨てにする人は一握りなので、妥当なようなそうでないような。
2位の「ママ(15.7%)」の方が、身の回り観測では多い気がします。
ですが、この呼称、女性側から嫌がられることも多いもの。

出典:ママ友・夫・子どもからなんて呼ばれてる?(ベネッセ ウィメンズパーク)

最後に、女性が夫から人前でどう呼ばれたいかの情報が上記です。
1位「妻」2位「奥さん」まではオーソドックスと感じますが、3位が「嫁」です。
堅苦しくない表現を選ぶとき、「妻」「奥さん」だと、気恥ずかしいのか。
あとは5位の「家内」を使う人が現役男性では聞いたことがなく、高齢男性から聞くくらいです。

パートナーの呼称は関係性を表す

「ウチの妻がお世話になっています。」
「ウチの嫁がお世話になっています。」

上の2つを比べた時、僕には「嫁」の単語がひっかかります。
パートナーとしてではなく、下に見ている感を僕は持ってしまいます。
自分では「嫁」は使いませんが、知人男性から聞いても、夫婦関係は安泰なのかと余計な心配を考えてしまう。

「妻」表現を使う人は、良くも悪くも安定を感じます。
安定感にもバリエーションがあり、パートナーと対等な関係性のときの「妻」、夫側が「しりに敷かれている」、恐妻家の「妻」。

良し悪しの問題ではなく、夫婦間でのパワーバランスは二人の考え方や性格で、正解はないもの。
どちらかが良い意味で強く、それをどちらかが後方支援するなど、時期や環境で「妥当」が変化もします。
パワーカップルなら両者がフロントランナーだったり、真逆でそれぞれの生活に介入しないなど。

奥様の呼称は相手への敬意の表れの1つであり、敬意があればあとは好みの問題。
それを踏まえず、自分本位で考えていると、手痛いしっぺ返しの可能性が高まります。

会社や組織でリーダーや上長が頭ごなしに命令や叱責を繰り返し、メンバーが付いてくる時代ではありません。
共存共栄はきれいすぎる言葉ですが、そのエッセンスは夫婦関係においても、ないがしろにできない。

個人として「何ができる人ですか?」と問われる現代、自分の力をつけるため、家族内協力が不可欠です。
ある時期は自分が前に出て、次はあなたのターンです、のような配慮。

僕は、仕事で大きなプロジェクトを一緒に乗り切った人を、戦友と思っています。
恥ずかしいので相手に言いませんが、遠く離れる時などの最後の挨拶表現として使います。

仕事ではなく、家庭でも子どもを授かり、日常のあれやこれやを一緒に乗り越えていくパートナー。
僕は、僕の奥様を戦友だと思っています。

さいごに

僕は妻を、フランクな場面では「僕の奥様」と言います。
一応ですが、会社の会食のような、あらたまった場では「妻」と使い分けています。

「僕の奥様」と決めたとき、いくつかの候補が頭の中でありました。
「妻」「奥さん」「家内」「パートナー」「相方」。

どれもいまの時代、受け入れられると思っていますが、自分たちの関係性を表す言葉としてしっくりこない、あるいは格好つけすぎている。
その後、悶々と考えた結果、いまでは納得の「僕の奥様」に落ち着きました。

このワードを耳慣れない人が聞くと少し表情が変わりますが、それにも慣れました。