この文章のトピックスは以下です。
・園芸参加人口は15年で約半数強
・園芸活動回数は9年で-3.6%と横ばい
・園芸は年齢が上がる毎に参加率が高くなる
・男女比で見ると男性より女性の参加率が高い
・地域ブロック別でみると園芸は人口密集地域の参加率は低い
・日本のガーデニング市場はこの先横ばい予測
・世界のガーデニング市場予測では上昇し続ける
園芸参加人口は15年で-46.8%

出典:レジャー白書(公益財団法人 日本生産性本部)
上記は園芸参加人口推移です。
2010年3720万人、2024年1980万人、前後日-1740万人(-46.8%)。
15年で約半数になっています。
途中、コロナウイルス禍もあったので、伸長する要素はありつつ傾向は減少一途です。

出典:レジャー白書(公益財団法人 日本生産性本部)
上記は園芸の活動回数です。
9年で-1.4回、-3.6%です。
1つ上のグラフから参加人口は減っていますが、参加している人の活動回数は横ばい。
園芸は高齢と各年代別では女性参加率が高い

出典:レジャー白書(公益財団法人 日本生産性本部)
上記は2024年の 性別・年代別園芸参加率です。
最大の傾向は高齢になるほど参加率が上昇している点。
あとは女性の参加率が高い。

出典:レジャー白書(公益財団法人 日本生産性本部)
上記は地域ブロック別、園芸参加率です。
都心部ほど参加率は低い点が特徴です。
あと北海道が全国平均以下で、北海道では園芸ではなく農業が想起されます。
日本のガーデニング市場予測は横ばい、世界は上昇

出典:ガーデニング・家庭菜園市場に関する調査を実施(2024年)(矢野経済研究所)
上記は矢野経済研究所による、日本国内のガーデニング・家庭菜園市場予測です。
2020年2,313億円、2029年予測2,395億円、前後日+82億円(103.5%)。
日本国内のガーデニング・家庭菜園市場はほぼ横ばい予測です。

出典:ガーデニング用品市場 – 2031年までの産業ダイナミクス、市場規模、機会予測(アステュート・アナリティカ)
上記は、世界のガーデニング用品の市場規模予測です。
2022年67.85B$、2031年110.47B$,前後日+42.62B$(162.8%)。
日本のこの先の市場予測は横ばい予測、世界ではガーデニング市場は伸長予測になっています。
単純作業時間でもある庭いじりは思索タイム
僕が家の裏手に住んでいる70代の女性は、たぶん毎日自宅の庭の土いじりをされています。
出かけるときなどたまにそのお宅に目をやると、結構な割合で庭に出ているのを見かける。
わが子を眺めるというには言い過ぎ感はありますが、「親」の漢字の各部位の「木の下に立って見る」のようなまなざし。
そのお庭に呼ばれたときの印象は、とにかく整然と手入れがなされている。
決して大きくないお庭ですが、そこで主に野菜を作っており、畝が等間隔に並んでいていつも、葉っぱが青々と茂っている。
また横にあるプランターでは、季節のお花が咲いている。
その奥様には師匠がおられるらしく、師匠のお話を参考に手入れをされているらしい。
そんな方がわが家の雑然とした庭をみて「あのお花、良いわねぇ、いつも楽しませてもらっています」と声をかけてくださる。
わが家の庭は明らかに手抜き感がある庭で、とてもほめていただける状態ではないので、どこか座りが悪い心地になります。
お世辞ではあるのは理解しつつも、季節の変化に敏感なのは間違いなく、毎回出てくる言葉がそうした内容を含んでいる。
特にお花に関して相当な知識をお持ちで、立ち話で何らかのお話の話題になるとその知識量に驚かされます。
その奥様はお花や家庭菜園が本当に好きなんだろう。
たまたまなのかもしれませんが、わが家の周りではそうしたご婦人が数人おり、皆さんお花の手入れをされている姿をお見掛けする。
あくまでわが家周辺の限定されたお話ですが、お花の手入れをしているのは女性(奥様)で、男性の姿はゼロ。
僕の実家を考えても、母親は花の手入れ担当、父親は大きな木の剪定担当でした。
上述しているグラフ、年代別情報では男性もそれなりに園芸に参加していますが、僕の身の回りは女性ばかりです。
そんな身の回り環境ですが、僕は庭の手入れをします。
僕の奥様がお花を買ってきて植えた後や、チューリップの球根を毎年植えているのですが、それらに定期的に水やりや除草をしています。
こんな状況なので、趣味はと聞かれて「庭いじりです」と半分冗談で答えることがあります。
半分というのは実際にそれなりの頻度で庭で活動しているため。
夏場は1週間で雑草が大きく成長します。
2週間放置すると、除草にそれなりに時間がかかります。
そして雑草抜きも、何年もやっていると季節の傾向が分かるようになり、抜き方も洗練されてくる。
最初は手で抜くだけでしたが、いくつかの器具を購入して草によって使い分けするようになりました。
目からうろこだったのは、何度抜いても復活してくるドクダミは、地上に出ている部分のみ切り落とすと生えてこなくなる。
一時期YouTUBEで話題になっていたのを見たのを試してみたのですが、やってみるとたしかにドクダミを見かけなくなりました。
庭いじりの良い点は、単独の時間という点。
ジョギングと同じく、自分の頭の整理に良い軽作業です。
単純作業をしていると、頭にいろいろなことが浮かび、あれやこれや思考を巡らす。
とは言え、最近の夏は暑すぎて日中は作業ができくなりました。
よって午前の気温が上がりきっていない時間帯に、汗をかきながら蚊と闘いながら作業する。
今回見てきたデータでは園芸人口が減少し続けていました。
スマホやAIでさまざまなことができつつある時代です。
一見、時間を無駄にしていそうな庭いじりですが、身体感覚作業であり考える時間にもなる。
僕にとって園芸は意味のある時間です。
さいごに
コロナウイルス禍のとき、僕は庭に出るのが息抜きになっていました。
当時、フルリモート環境になり、また世間では外出自粛ムード。
仕事の息抜きに、庭に出て雑草抜きや水やりをしていました。
それは意外なほどリラックスできて、会議の合間など良い気分転換になっていました。
PCを使って各種作業やリモート会議する。
その後、リアルな庭いじりをする。
対極に近い行為ですが、どちらも有用な時間です。
