この文章のトピックスは以下です。
・新聞を取っている人は18年で約4割減少
・全国紙やブロック3紙(北海道、中日、西日本)の減少率が大きい
・新聞を読む人は16年で約3割減
・図書館やネットでニュース接触者が増加
・新聞は信頼できると思う割合が多い年代は70歳以上と18~19歳
・新聞が知りたいことや疑問に応えてくれると思う割合は約2割
新聞を取っている人は18年で-38.5%

出典:メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)
上記は月ぎめで新聞を取っている割合推移です。
2008年88.6%、2025年50.1%、前後比-38.5%。
18年で約4割減少しています。

出典:メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)
上記は月ぎめで新聞を取っている、「全国紙」「県紙・地方紙」「ブロック3紙(北海道、中日、西日本)」割合推移です。
全国紙は2008年55.1%、2025年22.9%、前後比-32.2%。
県紙・地方紙は2008年27.6%、2025年20.5%、前後比-7.1%。
ブロック3紙(北海道、中日、西日本)は2008年13.0%、2025年7.1%、前後比-5.9%。
減少割合でみると「全国紙」-58.4%、「県紙・地方紙」-25.7%、「ブロック3紙(北海道、中日、西日本)」-45.4%で、「県紙・地方紙」が一番減少幅が小さい。
新聞を読む人は16年で約3割減

出典:メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)
上記は新聞でニュースと接触する人の割合です。
「(新聞を)毎日読む」は2010年61.8%、2025年33.4%、前後比-28.4%。
「新聞を読む・見聞きする」は2010年82.9%、2025年51.0%、前後比-31.9%。
どちらも約3割減少しています。

出典:メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)
上記は今後の新聞との接しかたです。
「紙の新聞を購読する」は2018年58.5%、2025年40.7%、前後比-17.8%。
「図書館・ネットなど無料で読める分で十分、新聞は購読しない」は2018年20.4%、2025年29.3%、前後比+8.9%。
「無料でも新聞は読まない」は2018年8.8%、2025年15.9%、前後比+7.1%。
紙の新聞購読者減少はいまさら言うまでもありませんが、「無料でも新聞は読まない」人が8年で+7.1%と増えています。
新聞は信頼できると思う割合は約5割

出典:メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)
上記は2025年、新聞は「信頼できる」と答えた人の性別・年代別割合です。
男女比では女性がわずかに上回っていますが、どちらも5割前後。
年代別は高齢者の信頼率が高く、また18~19歳も高い。

出典:メディアに関する全国世論調査(新聞通信調査会)
上記は2025年、新聞は「知りたいことや疑問に答えてくれる」と答えた人の性別・年代別割合です。
男女比では男性がわずかに上回っていますが、どちらも2割強。
年代別に見るとやはり高齢者の割合と18~19歳が高い。
逆に20代・30代は10%未満で、新聞が疑問解消にほぼ役立っていません。
紙面の広さは世界の広さ
新聞を信頼できると答えた割合は2025年全年齢平均で50.4%。
この数字が高いのか低いのか分かりません。
ただ、新聞以上に信頼できるメディアが何かと考えても思いつかず。
テレビのニュースが近い気がしますが、この2つが一般的に一番信頼できるといわれそうなメディアです。
しかし、ネット普及の結果、オールドメディアが信頼できないと考える人も増えました。
それでも、新聞は情報が体系的にまとまっている点はメリットです。
紙であれば大きい誌面で一覧性が高く、スマホの弱点部分と大きく異なります。
広い誌面でふと目に留まる記事は、偶然の発見(セレンディピティ)が起きやすい。
デメリットを考えてみると、コストがかかる点と情報の即時性が低い。
上記のグラフでは、ネットで無料でニュース閲覧できると考える人が増えていました。
あとは新聞には、新聞社のカラーが良くも悪くも出てしまう。
特定の全国紙を嫌っている高齢者の話を僕は身近に聞きます。
また上記グラフにある通り、新聞は「知りたいことや疑問に答えてくれる」と答えた全年齢層平均は17.9%でした。
これも新聞の弱い部分で、新聞は入口であってもそこから広げるのは別の何かへアクセスが必要です。
この点はネットが優れており、気になったキーワードを深ぼっていくのは、ネットらしい使い方です。
この先の新聞はどこを目指すのか。
いま僕の一般ニュースメディア接触は、ネットメディアと子ども新聞です。
わが家では紙のメディアとして、子どもが読みたいというので子ども新聞を購読しています。
その子ども新聞を僕は朝や夜、時間があれば斜め読みします。
個人的にいつも思うのですが、子ども向けにつくられたものは子ども新聞含め分かりやすい。
言葉が平易で文章量が少ないので、タイパ思想ともマッチしている。
新聞ではありませんが雑誌「子供の科学」も同類で、未知の領域をとても分かりやすく解説してくれまる。
ながらスマホするならこちらを眺めている方が、長期視点ではタイパを考えた時間の使い方と言えます。
新聞を読む動機としては、その時起こっていることや知らない情報に触れる。
SNS沼にはまってエコーチェンバーで自分の興味のある領域ばかりではなく、日常だと自分が取りに行かない情報に出会える。
いま、世界各地できな臭い情勢が勃発していますが、その内容について考えるきっかけになる。
新聞は世界を広げます。
単にタイパだけを求めるなら、いまはAI利用が最適です。
たとえば自分が所属している業種について「前日起こったトピックスを5つ上げてください」とAI投げれば、適当な回答が表示されます。
こうした工夫で時間を作り出して、別の事に充てる。
現代で新聞を読むのは、一般的には趣味の時間の素養が強い気がします。
経営者が次のビジネスチャンスを探すような読み方もありますが、リラックスモードでの新聞購読は楽しみの1つになる。
僕にとって新聞は娯楽の1つで、紙の新聞がなくなってもネット新聞で十分です。
さいごに
紙の新聞紙について、リサイクル的な視点での利用用途はかなり存在します。
窓ガラスを拭く、食器の緩衝材に使う。
気兼ねなく使えるので、汚れても良いように何らかの作業時に下に敷いて使う。
湿気取りにも使え、新聞は「汚れ・湿気・衝撃」を扱う場面に活躍します。
僕は子どもの時、新聞紙を折って兜を作って新聞紙の剣でチャンバラしたり、大きな音を鳴らして遊びました。
これを書いていて、これらは昭和時代の知識だと気づきます。
令和生まれの子ども達は、新聞に触れる機会が少なく、こうした生活の知恵も埋もれていくのだと感じます。
