【成長喪失】オムツ検定とウェイトトレーニング

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育児・子供観察

使用済みの紙オムツは重い。
当たり前ですが、これが時に20個ともなれば相当の重量です。
いつでもにゴミを捨てられるマンションならたいした労力は不要ですが、大きなポリ袋でゴミ出し日が決まっている住環境なら。
ちょっとした上腕二頭筋の筋トレに近いのもがあります。

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オムツの何たるかを知らない初心者

子どもが生まれるまで知らなかったことの1つに、オムツの諸々があります。
ここでは布オムツではなく、特に記載していなければ紙オムツのお話です。

オムツの使用枚数が0歳児はビックリするほど多いとか、オムツが売られていない薬局(ドラッグストア)があるとか。
中でも僕が印象深かったのが「重さ」です。
子ども用大人用問わず、オムツの利用経験者は、使用後のオムツはどうなるか知っています。

僕は、わが家の子どもを迎えるまで、オムツとの接触がゼロの生活を送っていました。
厳密には僕自身が0歳児~2歳前後くらいまではオムツ密着生活者だっと、記憶にないですが思っています。

僕が大人になって、子どもをわが家に迎える時。
子どもを産院から自宅に連れ帰り、新しい家族との生活を楽しみにしている、まだ心に余裕がある頃です。
育児と言う名の戦場を理解していない「オムツ検定(そんなのはありません)落第」の時期。

落第者でもオムツが必要なのは、机上の知識として理解しているので、僕は新生児サイズのオムツを2パック購入準備していました。
1パックに数十枚入っているので、これでしばらくは大丈夫だろう、と予想しているヒヨッコ。

現実は2パックくらいなど、ブッフェ形式のレストランで、名物料理のがあっという間になくなるように消えていきます。
あわててドラッグストアに買い出しに行った以降の日常は、オムツ購入が帰宅路の1つのルーチンになります。
また、どこそこの薬局は100円安いとか、Amazon定期購入を使ったらなど吟味検討して、やっと「オムツ検定初級」でしょうか。

そんな頃、僕はふと使用済みのオムツは重いと気づきました。

週に2回のウェイトトレーニング

わが家では夫婦2人の時は、週に1回、45リットルポリ袋でゴミ出しをしていました。
それが、紙オムツを使い出して、ゴミ出し回数が週2回に増えました。
しかも2回ともゴミ袋にそれほど空きはなく、1回の時より重量増。

僕が住んでいる地区の、紙オムツのゴミ出しルールは「汚物を捨てて」燃えるゴミです。
よって、固形物はトイレに流して、使用済みオムツをオムツポットに入れる。
いま考えると、オムツポットも、最初期段階からわが家に配備していましたが、これはとてつもない戦力でした。

これがなかったら、トイレのどこかにゴミ袋をおくような生活だったのか。
このポットは匂いを外に漏らさない点がアピールポイントですが、手軽にポイっと入れられる手軽さが僕にはヒット。

わずかな差かもしれませんが、赤ちゃんを初めて迎え入れて、右往左往している時期には積もり積もるもの。
小さなサポートの積み重ねは心の余裕につながり、それは育児に影響します。
振り返っても、子育て期こそ金銭を惜しまず注ぎ込むのが、良いお金の使い方だと思っています。

話を戻して、尿を含んだオムツは重い。
当たり前です。
水分がそのままごみ袋に入っているのと同じ。
新生児期の尿の量は80CC程度なので、ヤクルトサイズの小さな飲み物と近い。
乳幼児期後期は200ccくらいなので、小型ペットボトルをたくさんゴミ袋に入れているのと同じ。

それを45リットルポリ袋で、自宅からゴミ置き場まで運ぶ。
実際はわずかな距離かもしれませんが、結構な重さの重量物です。
大げさに表現すると、これは「筋トレ」だなぁと思っていました。

オムツのサイズも使用枚数も、子どもの成長とともに変わっていきます。
「オムツがない!」と慌てることなく、心安らかに日常を送れるようになって、やっと「オムツ検定中級」です。

まじめな話として、オムツの生産量はどうなっているか、調べてみました。

乳児用オムツの生産量はここ9年で1.7倍

現代は便利一辺倒から、多少不便でも自分が良いと思うものを使う人もいます。
紙オムツではなく、布オムツを選ぶ方もその1つかもしれません。
ただ、いくつかのサイトをみたところ、いまは紙オムツがほとんど。

布オムツの洗う手間を考えると、世間一般と同様、わが家では紙オムツオンリーでした。
紙オムツ利用で絞り出した時間は、記憶がすっ飛ぶような、立ったまま寝るくらいの睡眠不足解消に充てる。
育児経験者は、睡眠の重要度、自分の最小睡眠時間を、外部圧力により強制的に知るような時期でもあります。

僕はある時、自分の母親に、僕の赤ちゃん期は紙オムツか布オムツか聞きました。
母親は「布オムツだった」と回答、その言葉だけでも「すごいな」と思った記憶があります。

育児を助けてくれる、紙オムツの生産量を見てみました。


出典:乳児用紙オムツの統計データ(一般社団法人 日本衛星材料工業連合会)

この8年で174.9%と、かなりの増加です。
少子化にもかかわらず、こんなに増えている。


出典:乳児用紙オムツの統計データ(一般社団法人 日本衛星材料工業連合会)

0歳~2歳の子どもの数は、やはり減少。
少子化なのにオムツ生産量が増加している理由は、中国での利用でした。
中国では近年まで、紙オムツを利用する人が少なく、最近普及期になりそれが生産量を押し上げている。
少し前のニュースでも、中国人によるオムツの爆買いや、実際のドラッグストア店頭に「オムツは1人2点まで」の表示もありました。

どのオムツを使うのかは、各ご家庭の事情によると思いますが、希望の品が売り切れや取り扱いがないなどはお店側事情。
紙オムツもパンツタイプとテープタイプがあり、子どもの月齢でサイズも変われば、動きの激しさでも使い分ける。

赤ちゃんや親の各メーカーの好き嫌いを内部要因、お店で取り扱っているかや外国に人が買い占めるなどは外部要因。
これらを総合的に判断して、歴戦の兵となった頃(オムツ卒業する頃)、たいていの親は「オムツ検定上級」です。

赤ちゃん用おしりふきはここ8年で約1.5倍

余談ですが、オムツとペアでわが家では使っていたおしりふきの情報が、紙オムツ生産量情報も同じサイトにありました。
紙オムツとともに、たいていの人が使っている「赤ちゃん用おしりふき」。
これも科学部物質に敏感な人々からは、倦厭されることもありますが、わが家ではフル活用。
使い捨ての利便性と睡眠渇望の時期、手軽さはダイエット期のケーキくらい魅力的です。


出典:ウェットティッシュの統計データ(一般社団法人 日本衛星材料工業連合会)

その生産量数は、ここ8年で146.%の増加
子どもが減っているにもかかわらず、こちらも増加。
これも海外需要なのでしょうか。

個人的にはこのウェットティッシュは、マルチに活用しました。
僕はお出かけ時にガーゼのお手拭きを、お手拭き入れに入れて持ち歩いていましたが、何度も使うには衛生面が気になってきます。
丸1日のお出かけ時などは、夕方以降はウェットティッシュをガーゼ代わりに使っていました。

特に意味はないですが、オムツ数を調査した同サイトに大人用オムツの数字がありました。


出典:大人用紙オムツの統計データ(一般社団法人 日本衛星材料工業連合会)

高齢化を如実に表す、右肩上がりの数字。
ここ8年で153.9%の伸長率です。

さいごに

わが家は最後、開封していないオムツを1パック残した状態で、オムツ卒業になりました。
最終期は、どこでも同じようにトイレトレーニング期で、お漏らしをするかしないかの微妙な時期。
予備が1つ残るのは、現実的なエンディングだと思っています。

わが家で残った1パックは、近くの児童館に寄付しました。
わが家にとっては余りものでもあり、場所取りなので引き取っていただけるのはありがたい。
にも拘わらず、受け取っていただいた児童館のご担当者からは、こちらが恐縮するくらい感謝の言葉をいただきました。

だれかのお役に立てたので、僕の中では勝手に「オムツ検定 はなまる」です。