この文章のトピックスは以下です。
・国内の冷凍野菜生産量は1995年をピークに山型推移
・国内冷凍野菜について最近の首位はポテト
・冷凍野菜の輸入量は26年で346.4%に増えている
・輸入冷凍野菜の品目1位はずっとポテト
・輸入元の国1位は中国、2位はアメリカ
・食に関する「経済性志向」「簡便化志向」が高まっている
・食に関する「健康志向」は横ばい
冷凍野菜国内生産量は1990年代がピーク

出典:冷凍食品(100+1)周年を迎えて(一般社団法人 日本冷凍食品協会)
上記は国内冷凍野菜の生産量推移です。
全体的に山形グラフになっており、1995年あたりがピークになっています。
他に2010年代中盤に一段下がっている箇所があります。

出典:冷凍食品(100+1)周年を迎えて(一般社団法人 日本冷凍食品協会)
上記は国内冷凍野菜の品目別生産量推移です。
2010年まで「その他の野菜」が首位でしたが、その後「ポテト」が1位になっています。
次いで「コーン」が比較的安定的に推移しています。
冷凍野菜の輸入量は26年で約3.5倍

出典:農林水産物輸出入情報(農林水産省)
上記は冷凍野菜の輸入量と金額推移です。
数量・金額ともに伸びています。
数量は1999年689万トン、2024年1169万トン、前後比+480万トン(169.6%)。
金額は1999年9582億円、2024年33187億円、前後比+23605億円(346.4%)。
伸び率でみると金額が大きく上回っており、円の弱さを感じます。

出典:農林水産物輸出入情報(農林水産省)
上記は品目別の冷凍野菜輸入量推移です。
1位ポテト2007年308,351トン、2020年363,808トン、前後比+55,457トン(118.0%)。
2位その他野菜2007年225,844トン、2020年346,523トン、前後比+120,679トン(153.4%)。
増加率1位はブロッコリーで、前後比246.4%と14年で約2.5倍になっています。

出典:農林水産物輸出入情報(農林水産省)
上記は輸入冷凍野菜の国別数量推移です。
1位中国2007年368,073トン、2020年471,861トン、前後比+103,788トン(128.2%)。
2位アメリカ2007年289,235トン、2020年311,928トン、前後比+22,693トン(107.8%)。
2020年、中国とアメリカ合計値は、全体の75.9%になります。
安価で楽な食材ニーズが高まっている

出典:消費者動向調査(株式会社日本政策金融公庫)
上記は2025年・年代別の食に関する経済性志向推移です。
2025年はどの年代も最高値です。
そして年代が若いほど、経済性を重視しています。

出典:消費者動向調査(株式会社日本政策金融公庫)
上記は年代別の食に関する簡便性推移です。
近年に近づくにつれ、20代を除いて最高値。
20代はもともと高い値で推移しています。
2025年1位は30代で53.6%になっており、半数以上が手軽さを求めています。

出典:消費者動向調査(株式会社日本政策金融公庫)
上記は年代別の食に関する健康志向推移です。
全年代、大きな変化はありません。
50代と60代が近年に近づくにつれ下がっています。
冷凍野菜は現代の生活にマッチしている
今回この文章を書こうと思ったきっかけは以下の記事を読んだためです。
冷凍野菜は生野菜より栄養価が高い!? 技術進歩で味わいも向上
・冷凍食品利用者は増えている
・冷凍食品は生鮮食品とは違うメリットがある
栄養価、時短、安定供給、安価
料理するとき、彩を加えたいとして、特に緑色の彩の冷凍食品は重宝します。
さらに枝豆のように単品で提供できる種類もある。
他に冷凍野菜のメリットとしては。
・栄養価が高い
・保存可能
・使いたい分だけ使える
・時短(手間減少)
・価格が安定
・季節外の野菜が料理に使える
冷凍食品がなぜ普及したかの理由は上記のベースとして、冷凍技術の進歩があります。
そして、時代背景面でもフードロスが一般化しました。
僕はスーパーに行って料理献立を考える時、冷凍野菜を生鮮食品の補助的な役割としていつも候補にいれています。
特にブロッコリーが好きで、サラダを作る時や炒め物に入れるなど汎用的。
何よりブロッコリーの栄養価が高い点が気に入っています。
ちなみに冷凍野菜ではありませんが、冷凍餃子や冷凍唐揚げも常備している。
一人で手軽にご飯を食べる時、レンジで手早くすませます。
冷凍野菜のデメリットは以下。
・食感が変わるものがある
・サラダなど生食に向かないものが多い
・冷凍野菜は細胞が壊れているためうま味が出やすい
・冷凍庫の保存スペースが必要
・霜や冷凍焼けの可能性
イギリスでは冷凍グリーンピースは、ご家庭の常備食材。
国民食のフィッシュ&チップスには「マッシーピー(乾燥グリーンピースを煮込んでペースト状にした料理)」として定番です。
日本の味噌のようにご家庭にないと落ち着かないくらいの食材らしい。
冷凍技術進歩で味や栄養素が良くなり、時短が求められる世情、そして安価で安定的に入手できる。
冷凍野菜はさまざまな面で、家庭料理をサポートしてくれます。
さいごに
月曜日の朝、息子のランドセルから「来週の月曜は給食なし、弁当を持たせてください」の手紙を見つけた時。
冷凍ご飯を解凍してふりかけをかける。
冷凍からあげと冷凍ブロッコリーと解凍する。
缶詰コーンを開けて、小分けにして詰める。
その間に卵焼きを作る。
超時短レシピですが、この話ブロッコリー事件と呼ばれるらしい。
冷凍ブロッコリーは、その存在感の大きさ含め「彩りマジック」であり、これで普通のお弁当になります。
