2017年クリスマスプレゼントしてオススメの絵本10選。
自分の子ども向けとしても、友人や知人や親せきの子ども向けプレゼントしても絵本はセンスが良いです。
ラッピングしてプレゼント、ラッピングを開ける前の子どものドキドキ顔。
そして開けたときの「うわぁーーー!」という喜び。
「普通の絵本」も「仕掛け絵本」も、オススメ絵本を集めました。
はじめに
絵本には100万冊以上売れている超ベストセラーがあります。
今回はあえてコレを入れていません。
ベストセラーは間違いがないので、そちらをお探しの方は以下から。
クリスマス オススメ絵本 10選
まどから おくりもの(仕掛け絵本)
▼あらすじ
ヘリコプターで登場のサンタさん。
みんなにプレゼントを配るために家々を回ります。
ネズミさん、ネコさん、くまさん、子どもたち。
家の窓から中をのぞいて、サンタさんは贈り物を選びます。
しかしそそっかしいサンタさん、ちょっと失敗してしまいます。
▼感想
窓が穴あきになっていて、次のページが見えます。
この窓がうまいしかけになっていて、物語が進んでいきます。
色使いがとてもあざやか。
文字数も少なく、1~2歳の子どもにもオススメの1冊。
あのね、サンタの国ではね…
▼あらすじ
サンタクロースさんが1年間、どんなことをしているのか、ということが描かれた絵本。
サンタの国の1月~12月までを月ごとに紹介されています。
たとえは2月は子どもたちからのお礼の手紙を読んでいます。
5月はサンタさんたちの体力測定。
いよいよ本番の12月にはプレゼントをもって、世界中に旅立ちます。
▼感想
水彩画のような柔らかい画風。
ファンタジックな物語。
子ども達に読み聞かせるとともに、大人も「へぇー」となる物語。
出版元情報では対象が3歳からとなっていますが、2歳くらいでもOK。
サンタさんにわくわくできる1冊です。
さむがりやのサンタ
▼あらすじ
ベッドの中で熟睡するサンタのおじいさん。
「やれやれまたクリスマスか! 」面倒くさそうに目を覚ましたサンタクロース。
トナカイたちにご飯をあげて、自分も朝食をたべて、さあ子どもたちにプレゼント配りにでかけます。
南の島に憧れながら、プレゼントを配り、お風呂にはいりビールを一杯飲んで、ごちそうを楽しみます。
人間味あふれるサンタクロースを描いたクリスマスにぴったりの絵本です。
▼感想
サンタクロースがビールを飲む、意外です。
それくらい柔らかい内容の絵本。
犬やトナカイへの気配りもあって、ホッコリ。
人間味あふれるサンタさんの絵本です。
クリスマス・イブのおはなしセット
▼あらすじ
刺繍でつづられた「クリスマス・イブのおはなし」絵本3冊セット。
3冊につながりがあります。
登場人物別に1冊ずつ、3人の登場人物で3冊。
クリスマスイブのそれぞれのお話です。
3人がどのように関係していくのか。
▼感想
刺繍素材がかもしだす、優しい雰囲気。
内容も人を思いやる、という温かいお話。
2歳くらいの子どもが十分に楽しめるお話です。
ただ、ケーキを食べさせたことがなく「ケーキたべたい!」と言われるとちょっと困ります。
子うさぎましろのお話
▼あらすじ
主人公の子うさぎのましろはサンタさんのそばに住んでいます。
なのでいつも一番にサンタクロースからレゼントをもらえます。
ある年少し欲張りになってしまい、もう1回プレゼントをもらえるよう仕掛けをします。
サンタさんはその仕掛けをすぐに見抜きますが2つ目のプレゼントを渡します。
ましろはどうなるのか。
▼感想
そうとうしっかりした物語です。
そういう意味で5歳くらいからが対象でしょうか。
「嘘」「受容」「罪悪感」「贖罪」。
現実の世界、とくに子供時代にはたいていの人が通る道。
すぐには理解できなくても、その子の中に埋蔵する物語かもしれません。
初版が1970年の長ロングセラー。
チャレンジミッケ! 4 サンタクロース
▼あらすじ
カラフルな絵、たくさんの登場人物やモノ。
タイトルの『チャレンジミッケ』のとおり、何かを見つけてください。
クリスマス版ウォーリーを探せです。
見開きページの中で、指定された登場人物・モノを探し出す。
クリスマスにまつわる靴下や雪景色の家、サンタさんなど。
▼感想
見ているだけで楽しくなる絵。
暖色で色彩豊かなクリスマス絵本。
ウォーリーを探せほど細かくないので子どもにもやさしいです。
世界中で人気なのもうなずけます。
さんかくサンタ
▼あらすじ
丸と三角と四角だけで描かれた絵本。
三角形のサンタさん。
丸いふくろ、四角いおうち、三角のツリー。
四角いクリスマスプレゼントをもらった子ども。
丸いニコニコ笑顔。
▼感想
0歳~2歳向けの絵柄が大きい絵本です。
文字数も少なく、リズムが良いお話。
温かい雰囲気で、クリスマスに最適。
初めてのクリスマスプレゼントにオススメです。
サンタクロースと小人たち
▼あらすじ
サンタクロースの1年間が書かれている絵本。
クリスマスのプレゼント配りはメインなのでわかりますが、それ以外の時期に何をしているのか。
フィンランドのとある場所にサンタクロースさんがたくさんの小人やトナカイに囲まれて暮らしているのです。
小人さんはサンタさんが配るプレゼントをつくります。
小人さんがつくったプレゼントをサンタさんはたった1日で配ります。
「それは、クリスマスの まほうさ。」
サンタクロースは微笑んでそういっていました。
▼感想
この本も世界中で翻訳、愛されている絵本です。
日本での出版時期が1982年なので、読む大人側が昔読んだなぁという方もいると思います。
フリガナがすべての漢字についていますが、漢字がたくさんでてきます。
文章もそれなりの長さなので、小学生向けの絵本。
ナイト・ビフォー・クリスマス(仕掛け絵本)
▼あらすじ
クレメント・クラーク・ムーア(神学者、詩人)のクリスマスの詩がベースの仕掛け絵本。
ねずみのこどもたちがサンタクロースを待ち受ける設定です。
暖炉の前に、靴下並べてサンタさんを待つ子供たち。
家の外のわずかな音で目を覚ましたぼく。
窓辺にちかづき・・・。
▼感想
簡単な仕掛け絵本ではありません。
ダイナミックというか、立体感あふれる仕掛け部分。
白色がベースなのでクリスマスらしい美しいコントラスト。
「紙の魔術師」の異名を持つアメリカの仕掛け絵本作家ロバート・サブダの作品。
繊細で美しくそして複雑。
よくこんなに動くなぁ、というのが正直な感想です。
アンパンマンのクリスマス
▼あらすじ
クリスマスイブに、子供たちにプレゼントの準備をしていたサンタクロース。
そこにあらわれたバイキンマン、サンタさんをさらっていきます。
トナカイが追いかけているところにアンパンマンが。
サンタさんは水の底でバイキンマンに氷漬けにされていました。
さあ、サンタさんは無事にプレゼントを配れるのか。
▼感想
やなせたかしさんの安定の物語。
特別な変化球はないですが「人を助ける」という想いがいつもあります。
「あーんーぱーん!」とか言いながら走り回っている、アンパンマンファンの子どもには最適。
絵本とは無関係ですがアンパンマンの歌、なんであんなに頭にのこるのでしょうか。
クリスマスやサンタクロースのトリビア
- クリスマスはキリストの降誕を祝う日
- イエス・キリストの誕生日ではない(キリストの誕生日は不確定)
- クリスマス発祥の地は小アジア(現在のトルコ)
- サンタクロースはこの地にいたミュラのカトリック教会の司教「セント・ニコラス」説が有力
- 4世紀に貧困家庭にプレゼントを届けていた
- この伝説が広がり聖ニコラスをオランダ語で「ジンタクロース」と呼ばれるようになった
- その後これがアメリカにわたり「サンタ・クロース」と呼ばれるようになった
個人的に思うこと
「公認サンタクロース」の情報を読んでスゴイなぁ、と思ったので紹介します。
- グリーンランド国際サンタクロース協会が1957年に設立
- この協会公認のサンタクロースが現在約180人
- グリーンランドに住む長老サンタクロースの補佐をすることが目的
- クリスマスに自宅ですごすことができない子どもたちのためクリスマスより一足早く福祉施設や小児病棟などを訪問する
- 毎年7月にデンマークのコペンハーゲンで世界サンタクロース会議が開かれている
- 公認サンタクロースは自宅からサンタクロースの衣裳で参加することが義務づけられている
- 日本を含むアジアで公認サンタクロースは日本人の「パラダイス山元さん」1人
- 公認サンタクロースになる4条件
①結婚している事
②子供がいる事
③これまで、サンタクロースとしての活動経験がある事
④サンタクロースにふさわしい体型である事(衣装の装備込みで体重120kg以上) - 痩せたり離婚したりサンタクロース中の飲酒などで資格剥奪される
- 民間資格で毎年更新が必要
- 試験場所はデンマーク
- 受験する場合は自宅からサンタクロース正装が条件
- 試験内容は以下
①体力試験
②面接
③身だしなみ
④宣誓文(公認サンタクロースの前で宣誓文を読む) - ①の体力試験の内訳、以下を正装120kgで2分以内
・煙突のある家まで贈り物を抱えて50メートルを全力疾走
・煙突のぼりったあと入りその下の暖炉から這い出る
・暖炉の上に置かれたクッキーと牛乳を食べる
・再び暖炉に入り煙突から出て国旗を振る
・はしごで煙突から降り50メートル走ってゴール - 体力試験上位2名のみ体力試験通過
- その後②長老サンタクロースとの面接
- 身だしなみ検査後、宣誓文朗読(有名なHoHoHo)
- そして判定は公認サンタクロース全員の承認が必要
- 全員承認が得られて新公認サンタクロース誕生
とにかくハードルが高いというか、笑えました。
一昔前にテレビで放映されていた「体当たりバラエティー番組」を思い出します。
これだけやって教会からは無報酬、夏の会議に出席は自腹。
・・・スゴイです。
「公認サンタクロース」は、ホントに選ばれた人だと、少なくとも僕は思っています。