この文章のトピックスは以下です。
・家庭でパソコン保有率は2009年をピークに減少し続けている
・年代別では20歳代のパソコン保有率が一番減少している
・世帯年収別では600~800万円未満のパソコン保有率が一番減少している
・家族構成人数別では唯一7人以上家族のパソコン保有率が増えている
・地域ブロック別では中国地方のパソコン保有率が一番減少している
・パソコンでネット接続する人は16年で-17.3%
家庭でのパソコン保有率は2009年をピークに漸減中

出典:令和7年 通信利用動向調査 世帯編(総務省 情報流通行政局)
上記は家庭でパソコンを保有しているかです。
2000年50.5%で約半数、ピークは2009年で87.2、2025年は64.4%。
グラフを見ると山形で近年は家庭でパソコンを保有する人が減っています。
この5年で20歳代パソコン保有率は1割減少

出典:令和7年 通信利用動向調査 世帯編(総務省 情報流通行政局)
上記は家庭でのパソコン保有率、世帯主年齢階層別です。
どの年齢階層も2021年と2025年を比べると減少しています。
一番減少率が高いのは20~29歳で、2021年73.7%、2025年63.4%、前後比-10.3%。
5年で1割減少しています。
2025年にパソコン保有割合が7割を超えているのは40歳より上の世代です。

出典:令和7年 通信利用動向調査 世帯編(総務省 情報流通行政局)
上記は家庭でのパソコン保有率、世帯年収別です。
こちらも全階層、2021年と2025年を比べると減少しています。
一番減少率が高いのは600~800万円未満で、2021年85.8%、2025年73.2%、前後比-12.6%。
他に2025年時点でパソコン保有割合は高所得層ほど高い。

出典:令和7年 通信利用動向調査 世帯編(総務省 情報流通行政局)
上記は家庭でのパソコン保有率、世帯人員数別です。
この区分では唯一「7人以上家族」が、2021年と2025年を比べると増加。
2021年79.3%、2025年85.2%、前後比+5.9%。
大人数家族自体は減っていますが、7人を超えるとパソコンを使いまわせるので保有が増えるのか。
単身世帯に至っては2025年パソコン保有率は47.4%と半数以下です。

出典:令和7年 通信利用動向調査 世帯編(総務省 情報流通行政局)
上記は家庭でのパソコン保有率、地方ブロック別です。
全ブロック、2021年と2025年を比べると減少しています。
一番減少率が高いのは中国地方で、2021年68.7%、2025年60.3%、前後比-8.4%。
関東から近畿までが、パソコン保有率は高い傾向があります。
パソコンをインターネット接続しない人は16年で-17.3%

出典:令和7年 通信利用動向調査 世帯編(総務省 情報流通行政局)
上記は過去1年のうちパソコンでインターネットを閲覧したか。
2010年86.7%、2025年69.4%、前後比-17.3%。
16年でマイナス17パーセントなので、毎年1%強、減少し続けています。
家庭でのパソコン保有率は2010年と2025年を比べると-19.0%なのでほぼ同値。
とはいえパソコン保有とインターネット閲覧割合は別物で、パソコンを保有してもインターネット接続しない人が増えています。
パソコンをネット接続せず使う、クローズでの環境理由がそこにありそうです。
複雑な作業はパソコンがしばらくは有利
家庭でのパソコン保有率が下がった一番の原因はスマートフォンの普及です。
今回上記でみてきた通信利用動向調査にデータがありますが、パソコンとスマホの入れ替わり年は以下です。
2016年、パソコン保有率=72.2%、スマホ保有率=71.8%。
2017年、パソコン保有率=72.5%、スマホ保有率=75.1%。
スマホの高性能化、画面の大型化に伴って、パソコンを使う理由が減りました。
あとはスマホの手軽さや、持ち歩ける便利さも重要な要素です。
スマートフォンが得意な作業は以下。
・LINEなどの連絡(メール含む)
・SNS
・YouTubeなどの動画
・Web検索
・ネットショッピング
・写真
・地図・ナビ
・電子決済
・銀行
・各種予約
・軽い文書作成
上記がスマホでできるようになり「家庭にPCを置いておく必要性」が低下しました。
一方、以下の用途では、2026年現在でもPCがスマホより優位です。
・仕事
・Excelやwordを大量に使う
・プログラミング
・動画、写真編集
・CAD
・PCゲーム
・複数ウィンドウを使う
・AIを使って大量の資料を処理する
また、タブレット普及率は2025年時点で36.9%と1/3強です。
普及率は約1/3ですが、こちらもパソコン不要となる要素ではあります。
つまり現在の家庭では、PC1台構成からスマホ+タブレット構成へ移った家庭が増えた。
上記のスマホの利用用途でも上げましたが、以下の利用はいまはスマホ+タブレットユーザーが多くなりました。
・動画を見る
・Webを見る
・電子書籍
・子どもの学習
・オンライン授業
・簡単なゲーム
・家族で共有
今回見てきたデータでは、2026年パソコン保有率は64.4%と2/3を割っています。
とは言え、減少し続けているからパソコンがオワコンかというとそうではないと僕は考えいます。
むしろPCは「誰でも持つもの」から「必要な人が持つもの」へ変わった。
昔はインターネットを使うためにPCがほぼ必須でした。
現在はインターネットを見るだけならスマホでも十分です。
よって「仕事・創作・学習・高度な処理をする」ならPCというスマホとの役割分担になりました。
今後、パソコン保有率がどうなっていくのか予想するなら、ある程度まで減少し続けると思っています。
ざっくり依頼だけですべてを機械側がこなすような何かが市販化されるまでは、パソコンである程度の指示は必要となる。
これもいずれスマホや、さらに進んで例えば眼鏡のようなインターフェイス置き換わっていくとは思っています。
半面、2026年現在に大きなうねりになっているAI普及で、わずかながらPC利用増加の可能性もあります。
いまはAI利用がデスクワーク仕事では日常に溶け込みました。
その結果でもありますが、以下のような処理をするにはやはりパソコンが有利です。
・資料作成+AI(情報分析+AI)
・プログラミング+AI
・動画生成+AI
・画像生成+AI
・検索AIエージェント
・複数のAIサービスを同時利用
これらはスマホでもできなくはありませんが、インターフェイスとしてはスマホでは厳しい。
画面の大きさ、キーボード、マルチタスク、処理能力はPCの強みが生きます。
実際、世界のPC市場についてIDCは、長期的には買い換え中心の市場になりながら、2028年以降は緩やかな成長へ移行する予測を出しています。
ほかにGIGAスクール端末など、教育分野でもパソコンもしくはタブレットが使われている。
勉強するのに、スマホはさすがに画面が小さすぎて効率が悪い。
スマホ高性能化により、2026年時点では娯楽などはスマホに置き換わりました。
どこででもスマホが見られる手軽さは、パソコンにはありません。
僕はいまでもパソコン利用時間の方が、圧倒的にスマホ画面を見る時間より長い。
パソコンの画面の大きさとインターフェイスに慣れていて、スマホはパソコンが見られないときの代替品です。
とはいえ、現代ではパソコンメイン利用者は、若者から見るなら古い世代だろうとは思っています。
若者がとてつもない速さで、スマホで文字入力しているのを見ると、時代の変化を感じます。
さいごに
僕はこのブログをパソコンで書いています。
スマホ入力も試した結果、音声入力を使えば文字入力だけならスマホの方が早い。
ただ、僕は調査したりexcelにデータをまとめながら書くことが多く、ウィンドウを横に並べて作業するとき大きな画面が優位です。
まだしばらくは僕のブログ書きの相棒はパソコンです。
