睡眠・快眠・不眠

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sleep 睡眠

現代の日本人はどのくらい寝ているのでしょうか。
年代別、世代別、都道府県別の睡眠時間を見てみました。
一般的に言われる良い眠りに関する情報をまとめました。

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年代別睡眠時間

日本の男女別・年代別睡眠時間のグラフが以下。

男女年齢別睡眠時間

  • バスタブ型で、若年層と高齢者が睡眠時間が長い
  • 40台~50台が睡眠時間が短い
  • 一番短い=女性45歳~59歳で6.9時間
  • 一番長い=85歳以上の男女 9.4時間
  • 15~19歳で睡眠時間が短くなり20歳~24歳で一旦長くなる
  • 女性の方が男性に比べ睡眠時間が短い
  • 全ての平均値=日本の平均睡眠時間は7.7時間。

 

意外でした。
現役就労世代の周りの人には5時間台と言う人もいるのでもっと短い結果になると予想していました。
いつもどおり特別な情報は頭に残りやすいと、いうバイアスの好例のようです。
最近は「寝ない自慢」「徹夜自慢」がいなくなったのは時代の流れです。

 

子供(幼児)の睡眠時間

子供(幼児)の睡眠時間のデータが以下。
このデータは平均3歳6ヵ月のデータ。

睡眠時間 割合
9時間未満 8.1%
9時間台 31.4%
10時間台 41.9%
11時間以上 14.8%
不規則・不詳 3.8%

 

一番割合が高いのが10時間台=41.9%、次点が9時間台=31.4%。
あわせて73%、3/4の人が9時間~10時間のようです。
幼児の理想的な睡眠時間は諸説あるので適正時間は不明ですが、たくさん寝るほうが子供にとっても親にとっても良いと思っています。

参考までに児童福祉法では乳幼児を以下で分類しています。

  • 乳児=生後0日から満1歳未満まで
  • 幼児=満1歳~小学校就学までの子供

 

都道府県別睡眠時間

都道府県別に睡眠時間の長い順に並べたものは以下です。

順位 都道府県 睡眠時間 人口
1位 秋田県 8.0時間 1,009,705
2位 青森県 8.0時間 1,293,619
3位 山形県 7.9時間 1,113,029
4位 岩手県 7.9時間 1,268,083
5位 島根県 7.9時間 689,817
6位 宮崎県 7.9時間 1,095,959
7位 高知県 7.9時間 720,907
8位 北海道 7.9時間 5,352,306
9位 福島県 7.8時間 1,900,106
10位 新潟県 7.8時間 2,285,856
11位 鹿児島県 7.8時間 1,637,073
12位 福井県 7.8時間 782,232
13位 長野県 7.8時間 2,087,997
14位 宮城県 7.8時間 2,329,431
15位 和歌山県 7.8時間 953,924
16位 鳥取県 7.8時間 569,579
17位 佐賀県 7.8時間 828,388
18位 大分県 7.8時間 1,159,634
19位 富山県 7.7時間 1,061,393
20位 山梨県 7.7時間 829,884
21位 熊本県 7.7時間 1,774,538
22位 滋賀県 7.7時間 1,413,079
23位 徳島県 7.7時間 750,210
24位 栃木県 7.7時間 1,968,425
25位 群馬県 7.7時間 1,966,381
26位 石川県 7.7時間 1,150,818
27位 広島県 7.7時間 2,838,494
28位 岐阜県 7.7時間 2,022,785
29位 香川県 7.7時間 972,156
30位 愛媛県 7.7時間 1,374,881
31位 沖縄県 7.7時間 1,439,913
32位 三重県 7.7時間 1,807,611
33位 京都府 7.7時間 2,605,731
34位 岡山県 7.7時間 1,915,401
35位 山口県 7.7時間 1,393,904
36位 福岡県 7.7時間 5,106,707
37位 静岡県 7.6時間 3,686,945
38位 長崎県 7.6時間 1,366,514
39位 茨城県 7.6時間 2,907,262
40位 大阪府 7.6時間 8,837,812
41位 東京都 7.6時間 13,636,222
42位 愛知県 7.6時間 7,507,691
43位 兵庫県 7.6時間 5,520,575
44位 奈良県 7.6時間 1,356,950
45位 神奈川県 7.6時間 9,145,572
46位 千葉県 7.5時間 6,240,408
47位 埼玉県 7.5時間 7,288,081

 

  • 1位は秋田県と青森県で8.0時間
  • 最下位は千葉県と埼玉県で7.5時間
  • 最頻値は7.7時間で18都道府県

試しに睡眠時間と人口の相関係数をみてみたのですが0.56と相関関係はなし。
ただし睡眠時間が短い(うえの表のしたの方にいる都道府県)は、人口が多い都会。
そういわれると納得で、遅くまで仕事をしている、遅くまで店が開いている、遅くまで飲んでいる・・・。

 

良い睡眠のコツ

よく睡眠は長さより質と聞きます。
一般的に言われていることをいくつかあげてみます。

  • 1.5時間の倍数でおきるとスッキリする(レム睡眠とノンレム睡眠のサイクル)
  • 入浴時間は寝る1時間以上前
  • 睡眠前にスマホやテレビを見ない(ブルーライトが有害)
  • 昼間の15分以内の居眠りは効果的(15分以上だと深い眠りに入ってしまう)
  • 枕の高さは高すぎても低すぎてもいけない
  • ストレスは睡眠時間に影響をおよぼす
  • 22時~2時は成長ホルモンが多く分泌される睡眠のゴールデンタイム(諸説あり)

 

眠りの質を高め、「睡眠負債」を抱えないようにする、という思想。
最高のパフォーマンスのために「入眠後90分の眠りの質」が重要と説きます。
毎日同じ時間に寝ることもポイントとのことです。
しっかりとしてエビデンスがある本です。

 

月並みですが最後は個人差

不眠や日中身体がだるい方など睡眠に関する悩みを耳にする事は多いです。
ただ、個人差があるため、一概にこれが最適というものはありません。

夜にならないとエンジンがかからないという夜型の人
照明をつけたまま、テレビをつけたままのほうがねむりやすい人
短い睡眠で問題ないショートスリーパーや逆のロングスリーパー

イロイロですが、自分に合った方法を見つけることで起きている時間の質が上がります。
それは人生の質が上がるということ。

ある時期、枕元にペンとメモを用意して「夢日記」を継続して書いていこうと挑戦しました。
結果、1ヶ月で2回のみメモが残りました。
夢を見ていないときが大半で、おきても思い出せないのが残り。
夢は自分でコントロールできない典型的なモノのようです。