ドコモが提供している「子育てドコモ子育て応援プログラム」をご存知でしょうか?
2016年11月から開始された新しい子育て世代の応援サービス。
子ども1人あたり3,000ポイント(3,000円分)のdポイントが最大の魅力点。
無料で受けられるサービスですが、悩ましい点もあります。
子育てドコモ子育て応援プログラムとは
「子育てドコモ子育て応援プログラム」は、ドコモが子育て世帯を応援するサービスです。
2016年から始まったサービスで、今のところ止める予定はないとのこと。
(外部リンク)公式サイト:ドコモ 子育て応援プログラム(ドコモ)
どんなメリットがあるのか
受けられる3つのメリット
- 子どもが12歳になるまで毎年3,000ポイントのdポイントがもらえる
- クラウド容量オプションの+50GBが小学校卒業まで無料(通常料金=400円/月)
- フォトコレクションプラスを最大で13ヶ月間無料(通常料金=280円/月)
子どもの数による付与ポイント数(3,000ポイントの対象)
両親が両方ドコモユーザーで、子どもが2人と仮定します。
この場合受けられるポイント数は、2人x3,000=6,000ポイントです。
両親の両方がドコモユーザーでも、両方の回線にそれぞれ3,000ポイントは付与されません。
分かりやすくすると、両親両方ドコモユーザーで子ども1人の場合は6,000ではなく3,000ということです。
その他注意点
dポイント付与タイミングは子どもの年齢によって2種類。
付与されたポイント有効期間はdポイントをもらってから6ヶ月です。
- 子どもが1歳未満⇒申し込んだ月の翌月
- 子どもが1歳以上⇒子どもの誕生月
サービスを受けることができる人
- 日本国内に住んでいる
- 12歳以下かつ小学生以下の子どもがいる親権者または扶養者
- 以下の適用条件をすべて満たす個人契約者
・「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」「シンプルプラン」または「データプラン」契約者
・「パケットパック」または「シェアオプション」契約者
・dポイントクラブ会員であること
・「PDFドコモ 子育て応援プログラム会員規約(PDF形式:243KB)」に同意し、お子さま情報を登録すること
どうやって利用するのか
店頭申し込みが必要です。
申込み場所
- ドコモショップ
- 量販店
- 一般販売店
参考までにドコモショップで待ち時間を少なくする方法として以下の「来店予約」があります。
事前にインターネットで日時予約するものです。
ドコモショップに行って「待ち時間 120分」などの表示を見て引き返したことがある人は効果的です。
外部リンク:来店予約(ドコモ)
必要書類
▼親権者側
以下のいずれかの身分証明書と、代理申請時は委任状が必要です。
- 運転免許証
- 住民票・戸籍謄本
- 健康保険証
- 委任状(申込者と来店者が異なる場合)
▼子ども側
以下のいずれかの身分証明書が必要です。
- 母子健康手帳
- 乳幼児医療費受給者証
- 住民票・戸籍謄本
- 健康保険証
dポイントを街で使う
dポイントを街で使う可能性がありそうなものを以下に並べてみました。
期限が6ヶ月ですが、使う気場所は困ることはなさそうです。
- ローソン
- マクドナルド
- サンマルクカフェ
- 東急ハンズ
- イオンシネマ
- オリックスレンタカー
- コインパーキング(NPC、パークネットなど)
- NEXCO中日本
外部リンク:街のお店でつかう(d Point Club)
リスクはないのか?
2つリスクと言えるか微妙ですが、個人的に気になる点があります。
子どもの情報を提供する事
個人情報をどこまで提供するのか、たいていの方は1度は考えたことがあると思います。
今の時代、インターネット通販等していれば自分の個人情報はどこかしら複数に残っていると思います。
このサービスは「子どもの情報をドコモ社に提供する」ことになります。
実際に同意しなくてはいけない規約に以下の記載があります。
登録児童情報のうち性別及び生年月を以下に定める提供目的及びこれらに付随し又は密接に関係する目的に必要な範囲内で、当社の連結子会社、持分法適用会社及びdポイント加盟店に対し提供(以下「本提供」といいます。)いたします
出典:ドコモ子育て応援プログラム会員規約(ドコモ)
サービス満期タイミングの解約忘れ
以下の特典2つがサービス満期になった翌月から無料→有料に変わります。
使っていない場合は解約が必要でです。
- クラウド容量オプションプラス
無料期間=子供が小学校を卒業する年の3月31日まで
通常料金=500円/月
- フォトコレクションプラス
無料期間=申込から最大13か月
通常料金=280円
余談ですが、携帯電話の料金明細を1度も細かくチェックしたことがない方はチェックをオススメします。
利用していないのにも関わらず、毎月不要サービスでお金がかかっている場合があります。
特に郵便での明細ではなく、インターネット明細の場合は放置している方が大半だと思います。
まとめ
子ども1名につき、毎年3,000ポイント(3,000円分)です。
お子さんが3名いると毎年9,000ポイントです。
ドコモユーザーの方は一度は検討してみても良いかもしれません。
このサービス、auやsoftbankでは行っていません。
横並びが基本の日本のキャリアの中で、ドコモオリジナルサービスです。
悩ましいのが「個人情報」をどこまで拡散させるか、という現代の問題。
大手企業なら良いと思うのか、中小企業も信頼するのか。
2016年頃からIT業界で話題となり、今は使い古された感のあるワードが「ビッグデータ」。
簡単に言うと、企業側は商品購入情報やサイト訪問履歴などの情報収集→分析→施策につなげることです。
一時ニュースになった「JRの乗車記録」もその1例です。
年齢、乗車区間、乗車日時だけですが、これをJR以外の外部に提供して燃え上がりました。
収集できた情報が多ければ多いほど、精度が高まるので企業側は少しでもたくさん集めたい。
しかし情報漏えいリスクとともに、プライバシー問題はきちんと対応されているのか。
僕自身、最近あるサービスから「個人情報漏えいしてしまいました、スイマセン」とメールが届きました。
そこは地方で運営している、ある運輸サービス。
個人的には、小規模企業や公的サービスは信用していません。
個人情報漏えい実績としても2016年1年間で、件数=468件、漏えい人数=1,396万人。
また個人的仕事経験でも中小企業や公的機関は「構造上問題がある」と考えています。
僕の個人情報を漏えいさせた地方サービスは、登録しないとその運輸が利用できないということなのでしかたなく登録。
こちらの落ち度はサービス利用後に退会処理をしなかったことです。
それでも案の定というかやらかしてくれたなぁ、というのが率直な感想です。
僕はネット通販も利用するので、個人情報提供ゼロというのは難しいと思っています。
究極的な個人情報管理方法ってないのかなぁ、とたまに考えたりします。
ではでは
◆今回のまとめ◆
子ども1名当たり毎年3,000ポイント
子どもが12歳まで付与される
登録は無料、実店舗での対応が必要