「7月」といえば、多くの地域で子ども達の夏休みが始まる季節。
夏本番になり、気温もグッと高くなり、寝苦しくなります。
水分補給は最近はどこでも言われるようになりました。
日本の文化・風習・現代イベントのうち、7月に実施されるものをまとめました。
7月の年中行事一覧
日にち | 行事名・イベント名 | 説明 | 食べ物 | 子ども関連 |
1日 | 山開き、海開き | |||
1日 | 富士山山開き | |||
2日頃 | 半夏生(はんげしょう) | 夏至から数えて11日目 2019年は7月2日 |
タコ(関西) | |
7日 | 七夕 | |||
7日 | 川の日 | |||
15日 | 中元 | |||
15日 | 旧盆 | |||
7日頃 | 小暑 | 夏至から数えて15日目頃 2019年は7月7日 |
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第3月曜日 | 海の日 | |||
23日頃 | 大暑 | 小暑から数えて15日目頃 | てんぷら | |
7月下旬 | 土用の丑の日 | 夏の土用、一の丑 2019年は7月27日 |
うなぎ、しじみ、餅、卵 |
ピックアップ
山開き、海開き(7月1日)
山や海が一般的に解禁される日。
もともと登山は信仰行事だったため、これ以前は登らなかった。
現在は安全祈願として、一般認知されている。
中元(7月15日)
そもそも道教の中元とは贖罪(しょくざい)の日で、罪を償う日。
仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)とも同時期のイベント。
現代日本では、お世話になった方へ、品物を贈る行事になったもの。
以前は、品物を風呂敷に包み持参して挨拶に伺うことが一般的だった。
丑の日(7月下旬)
うなぎを食べるようになったのは江戸時代の蘭学者・平賀源内のマーケティングというのは有名なお話。
さらに古い逸話としては『万葉集』にもその記載があるイベント。
大伴家持が夏を元気に過ごすために「ウナギを食べる日」とこじつけた。
土用(どよう)は、地鎮祭や畑を新たに耕しはじめるなど、土に関するNGがある。
そのほかの情報
7月の名称
七夕月(たなばたつき)
相月(あいづき)
涼月(りょうげつ)
7月の季語
向暑
大暑
盛夏
7月の誕生花・花言葉
誕生花=ダリア
花言葉=華麗、優雅、移り気
誕生花=アサガオ
花言葉=固い絆、愛情
7月の誕生石 ・石言葉
誕生石=ルビー(紅玉)
石言葉=情熱、勇気、仁愛
まとめ
土用の丑の日と言えばうなぎというのが、一般的です。
そして、いまはうなぎ減少ニュースも、ありふれています。
もともとうなぎは一般大衆の食事でもありましたが、値段は安くはありませんでした。
江戸時代はうなぎの蒲焼きは1皿200文で、いまの貨幣換算で約4,000円前後。
一番、日本国内で流通したのが、2000年前後の小売店で輸入加工品が売られる時期。
その頃に中国からたくさんのうなぎが入ってきて、消費者の値段感覚も下落し、たくさん消費されました。
その後、中国産うなぎで禁止薬品の使用がみつかり輸入減少。
それまで乱獲していた稚魚も減少して、いまのウナギ減少に至っています。
なるべくしてなる、という思いが個人的にはあります。