子どもがサンタクロースをいつまで信じるか。
アンケート結果では、中学生の大半は信じていないようです。
親は子どもに「サンタさんがいる?」と聞かれたとき何と答えるのか。
僕はサンタを信じる時期があることは、子どもにとって必要だと思っています。
日本では中学生の8割以上がサンタを信じていない
サンタを信じるかどうかの、ベネッセのアンケート結果が以下です。
出典:お子さまは現在、サンタクロースを信じていますか?(ベネッセ)
保育園・幼稚園児はほぼサンタクロースを信じています。
それが小学校の中学年には1/4~1/3が信じなくなり、高学年は半数程度。
中学生になると8割が、信じなくなるという結果です。
自分の記憶からも、と考えたのですが、僕はいつまで信じていたか明確に思い出せませんでした。
小学校の低学年くらいまでは信じていたと思うのは、そのころクラス内論争で「いる!」と強く答えていた記憶があるためです。
その後、親に「サンタさんはいるの?」と聞いた記憶はないですが、親への質問した人の割合は以下です。
2/3がサンタの存在を親に聞いたことがある
これもベネッセアンケート結果です。
出典:お子さまに「サンタクロースはいないの?」「本当にいるの?」と聞かれたことがありますか?(ベネッセ)
69%の人がサンタの存在を親に質問しています。
残りの人は親に質問しなかったということは、友達や本などでサンタの存在を知り、親に質問しなかったのでしょうか。
親に質問しにくい環境だったのかもしれませんし、反抗期なども考えると、要因はイロイロありそうです。
子どもが親に質問する、ということは親が何かしらの答えるシチュエーションとなります。
以前でネットで話題になっていた良い回答例が「サンタさんがいるいないではなく、だれかをハッピーにすることがサンタさんで、それは(子どもに向かって)あなたもできることなんだよ」というもの。
たしかにクリスマス(プレゼント)というイベントのエッセンスを抽出している、うまい表現だと思いました。
最近では以下のようなインターネット社会らしいものもおもしろいです。
・Official NORAD Santa Tracker
北アメリカ航空宇宙防衛司令部が運営するサンタさんがどこにいるかわかるサイトです。
・Google Santa Tracker
Googleらしいフラットな絵柄と楽しめる要素がつまった、サンタトラッカーです。
絵本は定番ですが、大人になって振り返ると心に残りやすいものです。
サンタを信じるという心の余裕
僕はサンタを信じていることがあると言う事が、空想に対して「それもアリ」と受け入れる姿勢につながるのではと考えています。
当たり前ですが、どこかのタイミングでサンタさんがどんなものか、子どもは現実を知ります。
その時「だまされた」と感じるか、「そうっだのか、だけど嬉しかったのでそういうのもアリ」と考えるか。
現実世界は厳しく、モノがあふれ、気が付くと何かに取り囲まれているような状況。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、どこかにマージンがないと、空想すらままならないこともあります。
大人なら意識して詰め込む時期は必要ですが、特に幼少期の子どもはできるだけ余裕(マージン)があった方が良い。
心配しなくても、子どもは自分でそのマージンを生めるべく、何かを見つけ出すと思っています。
余裕がない状況の中で、非現実的なものをうまく受け入れられるかというと難しい。
そうであるなら、せめて小学校に上がる前くらいまでは、サンタの存在を本気で信じることも良いのではと思っています。
さいごに
子どもが本気でサンタの存在をわかるようになる年齢に、親が変装してプレゼントを渡すタイミングは限られています。
子ども側が現実をクリアに理解する小学校くらいでは多分遅く、実際には2歳~4歳くらいの間がその時期でしょうか。
2歳はまだ何が何やらわからないかもしれず、4歳だと成長が早い子どもは変装した親だとすぐ見抜くかもしれません。
僕はわが家の子どもに、自分だけに自分の欲しいプレゼント持ってきてくれた、という記憶を持ってもらいたいと思い、そのタイミングを見計らって実行しました。
方法は、日が落ちて夜の暗がりのなか、インターホン越しという状況を利用しました。
僕がサンタさんに変装して「君にプレゼントを持ってきた」と告げて、玄関前において消え去るというもの。
結果は成功で、子どもは大興奮で僕に「さっき、サンタさんがプレゼント持ってきてくれたのーーー」と走り回っていました。
親側のエゴですが、こうした経験は子どもに何らかのプラスになる、と期待値込みで考えています。
実はそれ以前、子どもが1歳の時にも僕はサンタ変装をやりました。
家の中の明るい状況でサンタさん変装で子どもに近づいたら、大泣きで逃げ出された反省も生かしています。