ラッシュガード市場はこの先も伸長予測、酷暑対策必須アイテムになっている

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統計データ

この文章のトピックスは以下です。
・ラッシュガード市場予測はこの先8年で約1.5倍
・世界各地でどこも変わらず需要は増加予測になっている
・Google検索キーワードでもラッシュガードは高い検索数を維持
・いまはプールに入る時ラッシュガード着用が大半の時代

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ラッシュガードとは

ラッシュガード(rash guard)の語源は、英語の「rash(すりきず)」と「guard(守る)」を組み合わせた言葉です。
言葉通り、もともとサーファーがウェットスーツの下に着用していたもので、首元や脇の擦れを防ぐために使われていました。
それが現在では紫外線対策やすりきずをはじめとするけが予防、海でのクラゲ刺され防止なども目的としています。
また、ファッションアイテムとして広く認知され、身体のラインを隠す用途としても使わてれいます。

世界のラッシュガードマーケットはこの先8年で約1.5倍

ラッシュガードマーケット
出典:rash gureds market(WiseGuyReports)

上記はラッシュガードの世界マーケット情報です。
2024年10.0B$、2032年14.89B$、前後比4.89B$で約1.5倍の増加予測です。
CAGR(年平均成長率)は5.1%なので、この先しばらくは上昇を続けるようです。

ラッシュガードマーケット 地域別
出典:rash gureds market(WiseGuyReports)

上記はラッシュガードのマーケットについて、地域ブロック別の情報です。
どの地域もほぼ1.5倍程度になっています。
2024年および2032年の市場1位は変わらずアジア・パシフィックで、次いで北米です。

Google検索キーワードでは近年よく検索されている

キーワード「ラッシュガード」検索動向
出典:Google Trends(Google)

上記は日本のGoogle検索キーワードボリューム(どのくらいキーワード検索されたか)です。
最大値は2023年7月(数値では100)で、以降も高い検索数を維持しています。
山谷が交互に入れ替わっているのは季節によるもので、夏場に大きくキーワード検索されているのが分かります。
また2020年近辺はコロナウイルス渦で、検索ボリュームも下がっています。
全体傾向としては近年に近いほどよく検索されており、ここからラッシュガードへの関心が高いと言えます。

ラッシュガードが必須の時代

僕がラッシュガードについて調べようと思ったきっかけは、2025年夏に家族でレジャープールに行った際、大半の人がラッシュガード着用しているのに気づいたためです。
僕が訪れた施設は中型ウォータースライダーや流れるプール、小さな子どもも遊べる浅めプールと小型滑り台があるレジャープールでした。
細かいですが、成人前後の若者が大はしゃぎするような大型施設ではなく、ターゲットはファミリー層で小さなお子さんも安心して楽しめむのを目指していると感じる施設でした。

その日は晴天で朝から気温は高くなる予報で、令和時代に聞きなれた「熱中症にご注意ください」がラジオから流れてくる。
朝9時段階ですでに焼けるような日差しを感じる気候で、まさにプール日和でした。

僕と僕の家族はプールオープン1時間前に目的に施設に到着し、入口ゲート向かう。
1時間前にプール施設に到着したのは、プール入場後に日陰の休憩場所を確保するためです。
これだけ暑いと日影が確保できなければ、短時間撤退も視野に入れていました。

われわれが入場ゲート前についた時、すでに50人程度の列ができていました。
幸い、並ぶ列の上に日よけが設置されていたので、のんびりとオープンを待つ。
最近アミューズメント施設で良く経験しますが、その日は通常の開園時間より20分前倒しで入場が始まり、僕は無事、日陰の休憩場所を確保できました。

水着に着替え、浮き輪に空気を入れ、準備運動してプールに入る。
いろいろなアトラクションを1つずつ攻略し、少し疲れたら休憩場所に戻って休む。
そこには水で遊んだ後の、あのまったりとした時間が流れます。

天気は良く、青空にもくもくとした入道雲が見える。
気温は高いが水に入ればちょうどよく、あるいは水から出た後もあわててバスタオルで体を拭かないと寒いこともなく。
心がリラックスモードに切り替わります。

僕が座った視線の先には流れるプールがあり、たくさんの家族連れがゆっくり水に流されていました。
ぼんやりと流れる人々を見ていてふと気づいたのが、大半の人がラッシュガードを着用している。
暇なのもあり、僕はむきになって数を数えました。

結果、流れるプールに約300人が泳いでおり、その中でラッシュガード未着用者は8人。
300人の母数はザックリ数字ですが、ラッシュガード未着用者は確定値です。
8÷300=0.02666で、およそ2.7%。
ラッシュガード着用はほぼ必須に近い数字と言えます
ラッシュガード未着用者は全員成人男性で、女性と子どもは100%着用していました。
女性に至ってはフードを頭からかぶり、完全防備で太陽に挑んでいる人もいる。

自分や自分の家族もラッシュガードを着用していました。
施設のプールなのでクラゲに差されるようなことはありませんが、僕の目的は日焼け防止です。
振り返ってみるといつの頃からか、海やプールではラッシュガード着用が僕は習慣になっています。
自分が成人前はラッシュガードなしで、日焼けで皮がむけて痛かった経験は多数ありました。
それがどこからかのタイミングで日焼けしたいとは思わず、また日焼けが肌に悪いと科学的根拠を認識するようになった。

自分の中のいろいろなものが弱くなった面は認識しつつも、それでラッシュガードを着るようになったかというとフィットせず、どちらかというといまの夏の太陽が強制的にラッシュガード着用を求めている気もしている。
僕が行ったプールは都市部ではない場所にあるため、周囲がビル群のようなこともなく、日陰にいて風が吹いてくると心地よい。

数十年前と今の年間平均気温を比べると、数度上昇しています。
いま自然が少ない都市部にいると、真夏の日中は外に出るのを避けるようにもなりつつある。
この先どこまで気温が上がるのかわかりませんが、そろそろ気温上昇を食い止めないと未来の子どもたちはプールに入れなくなるのではと感じます。

さいごに

わが家の子どもに聞くと、いま学校では男子の半数以上の生徒がラッシュガード着用しているとのこと。
自分が子どもの頃、男子は全員上半身裸の時代とは変わっています。

変化と言えば以前もこのブログで書きましたが、昔プールに入る前のシャワーは冷たくて「地獄」でした。
それがいまは外気温が高くて冷たい水が気持ち良いらしく「天国」と子どもたちは言っている。

良い変化は歓迎ですが、いまの日本の夏は悪い変化だと感じます。