ジャム消費量は25年で約2割減、ジャムはパンをデザートテイストにする

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統計データ

この文章のトピックスは以下です。
・国内のジャム消費量は25年で約2割減
・都市規模別にみると町村が消費量は少ない
・地方ブロック別では四国と九州が消費量は少ない
・月別で大差はなく春先がやや消費量が多い
・世界のイチゴジャム市場予測はこの先10年で1.7倍

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日本国内のジャム消費量は25年で-18.8%

年間ジャム消費量 2人以上世帯
出典:家計調査(総務省)

上記は2人以上世帯の年間ジャム消費量推移です。
2000年1,329g、2024年1,079g、前後比-250g(81.2%)です。
25年で約2割減少しています。

地域ブロック別ジャム消費量をみると四国は関東の約半分

2024年 都市規模別ジャム購入数量 出典:家計調査(総務省)

上記は2024年、都市規模別ジャム購入数量です。
大都市が消費量1位ですが、中都市や小都市と大差なく、町村では都市に比べ消費量が減っています。

2024年 地域ブロック別ジャム購入数量 出典:家計調査(総務省)

上記は2024年、地域ブロック別ジャム購入数量です。
1位関東1,249g、2位近畿1,197g、3位北海道1,177g。
最下位が四国602gで、1位関東の半数以下。
ジャム消費量は地域で大きな差が出ています。

2024年 月別ジャム消費量 2人以上世帯
出典:家計調査(総務省)

上記は2024年、地域ブロック別ジャム購入数量です。
3月~5月が消費ピークですが、年間を通しておおきな変動はありません。

世界のイチゴジャム市場予測はこの先10年で1.7倍

世界のイチゴジャム市場規模予測
出典:ストロベリージャム市場の概要(Absolute Reports)

上記は世界のイチゴジャム市場規模予測です。
2024年998.52m$、2033年1684.45m$、前後比+695.93m$(170.4%)です。
イチゴジャム市場は年間6%ずつ、10年で約1.7倍に成長する予測です。

ジャムはパンをデザートテイストにする

今回、ジャムの消費量を見てみようと思ったきっかけは以下の記事でした。

ジャムなのに「瓶」を使わず大ヒット…老舗のアヲハタが突き止めた”30~40代のジャム離れ”の意外な突破口

上記記事の内容は、30~40代の現役世代のジャム離れが加速している。
そのため圧倒的市場No1企業アヲハタは、瓶詰ジャムではなくチューブ入りジャムを開発。
結果、直接パンに塗るジャムがヒットしたというお話です。
利用者の声として「朝の洗い物(スプーンを洗わなくても良い)がないのがいい」とのこと。

わが家に置き換えて考えてみると、朝はたいていパンを食べています。
以前、このブログで書いていますが、ホームベーカリーでパンを焼いて食べています。
そのパンに何を塗るのか。

たいていは上にジャムやチョコレートソースを塗っています。
時間に余裕のある週末は、メロンパンソースやカレーパンソースを塗って焼いて食べる。
一応補足ですが、カレーパンソースの素が市販されており、それを塗って焼くと、カレーパンになります。

朝食を終えた後、僕は使った食器を洗います。
当たり前ですが瓶詰ジャムを使う日は、洗物の1つにスプーンがあります。
今回の記事を読んでみて、たしかに瓶詰ジャムは粗いものが1つ増えているのに気づきました。
言い換えると、僕の頭もジャムは瓶詰と固定観念がありました。

これがチューブジャム活用で、洗物が1つ減ったとして。
平日の忙しい朝、他に洗物がなければありがたい製品だと思いました。
ただ、わが家はパンを食べる時、お皿を使っているので、スプーンを使わなかったとしても洗物はゼロではない。
よってジャムを瓶詰のものからチューブ製品に変えても、洗物にスプーン1つ増えるだけなら大差はないとも感じています。

これが一人暮らしで、皿も使わずパンを食べるシチュエーションならチューブジャムの存在価値は上がります。
僕は独身時代、市販の食パンを朝、1枚食べて出勤していました。
当時は何も塗らず、牛乳と一緒に食べていましたが、当時チューブジャムがあったら使っていた可能性は思い描けます。
よって今回アヲハタが開発したSpoonFreeの製品は、一部にはヒットするが、わが家のような家庭ではそれほど有効ではない。

いま大人になった自分が、ジャムをどれくらい好きなのか考えてみると。
ジャムを塗るとただのパンが、デザートに近づくと思っています。
そもそも果実から作られているので当たり前といえばそうなのですが、食パンを食べる家庭環境ならバリエーションとしてもジャムは身近かつ現実的な選択肢。

わが家の子どもは、一般的な子どもと同じく甘いものが好きです。
よって、ジャムは大好きで焼き立てパンの時は特に、自分のパンには少し多めにジャムを塗って食べています。

さいごに

高齢者がジャムを食べるか考えてみると、中年以下世代に比べれば消費量は少ないことは想像できます。
中には食べたくても糖尿病で食べられない人もいますが、年齢が上がる毎に日常の朝の食卓にはご飯と味噌汁を選ぶ方が増えていきそう。

自分も良い年齢になってきたので、味が濃いものよりシンプルな和食を好むようになりました。
いまはわが家に子どもがいるため、子どもの味覚に合わせる意味もあり日常的にジャムを食べています。

この先はどうなるのか想像してみると。
子どもが巣立った後は、ジャムを食べる頻度は減りそうです。