【成長喪失】赤ちゃんのにおいは期間限定の香水

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育児・子供観察

生まれたばかりの赤ちゃんから漂う「ミルクのような甘い匂い」。
僕はその存在を子どもを持つまで知りませんでした。
この匂いは「女性の脳に好影響を与える」という研究結果もあります。
成長とともになくなるものの1つ「赤ちゃんのにおい」は期間限定です。

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赤ちゃんの匂いはママたちを幸せにしている

赤ちゃんを抱っこした時にふと鼻をよぎる甘い匂い。
僕は自分の子どもを抱くまで、その存在を知りませんでした。
わが家の赤ちゃんは「甘い」匂いがしていました。
調べてみると以下の通り、イロイロな種類があるようです。

・母乳・ミルクのにおい
・パンケーキみたいな匂い
・お外に干したあとのお布団のにおい
・バニラのにおい
・焼きたてのクッキー

匂いの原因は、いまはよくわかっていないとのこと。
一説に新生児の匂いは、赤ちゃんに羊水が残った可能性という話はあります。
その匂いがいつまで残るのかも未定で、通常約6週間後らしいですが、1歳を過ぎてもその匂いのようなものがあるという人もいるようです。

カナダのモントリオ-ル大学の研究で、新生児の匂いがヒトの脳にどのように作用するのか調査
産後3~6週間の母親15人と、出産経験のない女性15人の計30名が対象
赤ちゃんが2日間着た肌着の匂いを嗅いでもらう
その結果、全員が赤ちゃんの匂いを「よい香り」と答えたものの、脳スキャンの結果は出産経験の有無で異なった
赤ちゃんの匂いを嗅ぐと女性たちの脳の快楽中枢活動が活性化
出産経験のある母親たちの活性度は、未経験者にくらべ強かった

出典:Maternal status regulates cortical responses to the body odor of newborns(Frontiers)

東京大学の研究では、乳幼児の体から発せられる匂いが、日々の養育にどのように寄与しているのか、乳幼児の両親に質問調査
その結果、乳幼児の父母、とりわけ0歳児の母親は、日常の育児で子供の匂いに気付き、自発的に嗅いでいる
愛おしいなどの愛着に関わる理由で嗅いでいたり、清潔か確認したりするために嗅いでいた

出典:未就学児の父母に聞く 子の匂いに関する調査(東京大学 大学院 農学生命科学研究科)

上記2つの調査結果にある通り、赤ちゃんのにおいをママたちは知っている。
それは女性の快楽中枢を刺激するとともに、清潔感の確認など実生活にもつながっているようです。

わが家の子どもも匂いがあった

僕がいつ頃その匂いに気づいたかは思い出せませんが、わが家の子どもを抱っこしている時にその匂いに気づきました。
最初はミルクを飲んだ後のミルク自体の匂いかと思っていましたが、もう少し甘い。
バニラの匂いほど強くはないですが、あまいフワッとした匂いでした。
どこの部位から発されているかココと断定できませんが、首から上の頭部周辺でした。
期間は生後半年過ぎまで匂っていました。

半年の根拠ですが、半年過ぎのころ親戚のおじさんがその匂いについて言及したためです。
わが家の子どもを抱いた時に「やっぱりこの甘い赤ちゃんの匂いがするんだよなぁ」と発言しました。

さいごに

中年のオジサンが、赤ちゃんを抱くというシチュエーションはそれほど多くありません。
いまのご時世、安易に他人の子どもを抱く時代ではありません。
僕が住んでいる東京では、特にそういう機会は少ないです。
僕はいまでも首も座っていない乳児をみると「あの子もきっと良い匂いなんだろうなぁ」と思うことがあります。

わが家の子もいつの間にかその匂いはなくなっていました。
この赤ちゃんの匂いが、大変な乳児期のママへの報酬になている、真実はどうあれそうであれば良いなぁとも思っています。

今回、この匂いに関してママの調査結果でしたが、父親への調査結果は見当たりませんでした。
僕個人の所感としては「快楽中枢が刺激されるほどではないが甘い陽だまりのイメージ」だったので、報酬だったとも思っています。

乳児期はとにかく睡眠不足。
匂いは思い込み(まぼろし)では?と言われれば、否定できない状況を懐かしく思い出します。