自分の最初の記憶が本当の記憶であると自信を持って言えますか?

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育児・子供観察

「子どものときの一番最初の記憶は何ですか?」
この質問に、いつ頃のどんな内容の記憶なのか答えられますか?
あるアンケート結果では初めての平均記憶年齢は3.9歳。
また最近の研究結果では「それは疑似記憶」という指摘も出ています。

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初めて記憶がある年齢は平均3.9歳


出典:平均で3.9歳からの記憶が残っているという結果に【記憶に関する調査】(@niftyニュース編集部)

このアンケートは、2,731名が対象ということなので、信ぴょう性が高いと思っています。
その結果、最初の記憶の総合平均=3.9歳、男性最多=5歳、女性最多=3歳でした。
ボリュームゾーンは男性=3歳~6歳、女性=2歳~5歳と、女性の方が少し若い。
これは言語中枢の発達が女性の方が早い、ということでしょう。
実際、子どもを見ていて、女の子の方が言葉を話し出すのは早いです。

記憶なので、言葉とは無関係、たとえば景色などがあるのでは?という指摘もあります。
現代の科学ではこの仮説はNoで、脳は記憶する際、言葉を主に使い記憶しているとのこと。
よって言葉が話せるようになって、記憶が始まるという順番となります。

一般的に0歳はまだ、話すことは難しい年齢。
では上記のアンケート結果で、0歳や1歳はどう説明するのか。

0歳や1歳の記憶は疑似記憶の可能性

以下の研究結果でその記憶はウソだと言っています。

ロンドン大学シティ校の対象者 6,641人の調査研究結果
調査対象者のうち2,487人(38.6%)が2歳以下の記憶を持つと主張
2歳以下という回答者に「最初の記憶の年齢」と「その詳細」を文章化してもらう
提出された人々の「最初の記憶」から、言葉遣いや記述の詳細を分析
その結果、この記憶の多くが写真や家族との会話から作られていた

出典:Fictional First Memories(ジャーナル・サイコロジカル・サイエンス)

最初の記憶だと思い込んでいるものは自分の記憶ではなく、後から聞いた見たりした情報から、頭の中で作り出しているという研究結果です。
それらは最初の記憶ではなく、偽の記憶(疑似記憶)と結論付けています。

たしかに大半の人は疑似記憶だろうと思います。
ですが僕は一部の例外、1歳の記憶があるかもしれないとも思っています。
というのも、子どもの個体差を見ていて、ずば抜けている子もわずかにいるという事からもそう考えます。

これは大人でも同じで、圧倒的な能力差、たとえば記憶力や計算力など、そういうモノがいつも例外としてわずかな割合で存在しています。
子どもの記憶に関しても、例外がいるとして、1歳記憶が1%~2%というのであれば、それくらいはいるかもしれないと思った次第です。

僕の最初の記憶は年中~年長くらい

僕の最初の記憶は4歳か5歳の、保育園の園庭で友達と先生と走り回っているところです。
いまでも、鮮明に園庭の大きさや周りの建造物が、思い出すことができるので多分、自分の記憶です。
たまに鉄棒のようなところでも遊んでいるので、多分、年少ではないと想像。

ただ、保育園でプールに入った記憶とか、お昼寝の記憶もあります。
このあたりのどれが一番古い記憶かは定かではありません。
要は年齢はよくわからない、というのが回答です。

僕の最初の記憶が4歳~5歳と仮定して、中間の4.5歳とします。
上記グラフの平均3.8歳より、やや遅い最初の記憶ということになります。

さいごに

大人になって考えると「最初の記憶」が正しいか、いつなのかはどうでもよくなります。
どうでも良くない人もいるかもしれませんが、少なくとも僕はどうでも良いと思っています。

日常、自分の子どもと接していて「この子の最初の記憶はいつなんだろう」と思うことがありました。
2歳の時には「多分、この時の記憶は将来残っていないだろう」と予想。
3歳のどこかの印象の強い経験あたりが、だんだん最初の記憶候補かも、くらいに思っていました。

記憶はシナプスという神経細胞同士のネットワーク。
出生後、シナプスは一気に増大、3歳~4歳が最大値。
それと同時に2歳~3歳でシナプス崩壊も起こり、記憶を忘れていく。

忘れる力が強い人もいるようで、幼少時の記憶はほぼないという人も知り合いにいます。
それでも「記憶」が積もって、その人の人生になる。

いま自分の頭の中にある「記憶」が本当に自分の記憶かなのか?
と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
映画を見るのと同じように、自分の人生も単なる演じているだけ、というような空想。

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上記はアニメですが、記憶に関してとても興味深い示唆があります。
主人公は脳だけアンドロイドに移し替え、外部記憶装置も持っているサイボーグ。
自分の記憶だと思い込んでいる、記憶を書き換えられた犯罪者も出てきます。
考えることが好きな方には、必見の映画です。

「何が現実なの?何が真実なの?」
という主人公のセリフは、考え出すと深いです。