5歳以下のヘアカットは自宅が半数以上、その後も親に切ってもらい続ける人も1割いる

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育児・子供観察

この文章のトピックスは以下です。
・5歳以下の子どもの髪の毛を切る人は父母が最多
・6歳以上になると美容院が最多になる
・子どものカット費用の最多は1999円未満で約4割
・初めて子どもを美容院に連れて行った年齢の最多は5歳~で約1/3
・胎毛筆を制作した人の割合は約20人に1人
・子どもの髪の毛カットが難しいと感じる人は約3割
・未就学児で子ども用シャンプーを使っている割合は約1/4

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子どもの髪の毛を切る人、5歳以下は自宅が最多

子どもの髪の毛を切る人
出典:子どものヘアカットは家でする?髪型やかかる金額は?(ベネッセ サンキュ)

上記はベネッセ・サンキュでアンケート集計した、だれが子どもの髪の毛を切っているかです。
年齢が上がる毎にお店で髪の毛を切る人が増えますが、5歳以下では53%が自宅カットです。
6歳以上は美容院が最多になり、2位が格安ヘアカット。
細かい点として、12~14歳では夫のカットが0%なのが、15~17歳に5%と増えています。

子どものカット費用
出典:子どものヘアカットは家でする?髪型やかかる金額は?(ベネッセ サンキュ)

上記は子どものカット費用です。
1位は1999円未満で40%。
たいていの美容院・理容院では、子どものカットは大人より安価設定なのでこの金額帯が最多なのか。
以降、価格が上昇する毎に割合が減っています。

美容院デビュー最多年齢は5歳以上

初めて子どもを美容院に連れて行った年齢
出典:子供の美容院デビューはいつから?(ヘアログスペシャル)

初めて子どもを美容院に連れて行った年齢のアンケート結果です。
1位は5歳以上、2位は3歳、3位は0~1歳。
5歳以上の年齢になればじっと座っていられそうですが、1歳未満ではそれなりの工夫が必要と想像します。
乳児にバリカンの音は耐えられないとして、よく聞くのは映像を見せながらカットするなど。

胎毛筆を制作した人の割合
出典:出産に関する調査(ゲンナイ製薬)

ヘアカットではなく横道に逸れますが、胎毛筆を作成したかのアンケート結果が上記です。
胎毛筆とは、赤ちゃんが生まれて初めて切った髪の毛で作る記念筆。
生まれた時の髪の毛は、毛先が先端に行くほど細くなっており、毛先はとがった針先の形です。
一度、髪の毛をカットすると、髪の毛の先はとがっているのではなく円柱の断面になる。
胎毛筆をを作るチャンスは最初のカットした髪の毛を使う1回きりで、胎毛筆料金は1万円以上くらいからになります。

胎毛筆を作成した人の全体平均は5.2%、約20人に1人です。
親の年齢が上がるとともに割合は増えており、40~44歳では8.2%が胎毛筆を作っています。

 

セルフヘアカットが難しいと感じる人は3割弱

子どもの髪の毛やヘアケアに関する悩み 複数回答
出典:子どものヘアケアに関する意識調査(アデランス)

上記は、子どもの髪の毛やヘアケアに関する悩みで、複数回答の結果です。
1位は「セルフヘアカットが難しい」の28.7%。
当たり前ですが、プロに比べるなら素人カットはプロと同じクオリティにはなりません。

あーでもないこーでもないと、いろいろ試行錯誤しながら少しずつうまくなっていく。
それでも、セルフヘアカットするのは1か月に1回~2か月に1回程度として、これだけ間があくと上達は遅々と進まない。
子どもの髪の毛がくせっ毛であれば、より技術が必要になってきます。

子どものシャンプーに関する悩み 複数回答
出典:子どものヘアケアに関する意識調査(アデランス)

上記は子どものシャンプーに関する悩み、複数回答です。
1位は「洗い残しがないか心配」57.1%、2位は「シャンプーがあっているか不明」38.4%。
洗髪後、できるだけシャンプーやコンディショナーを洗い落とした方がよいのは分かっていても、子どもが嫌がって洗い流し時間が短いなどは良く聞きます。
4位の「いつから自分で洗髪させるか不明」とも近いですが、子どもが水に顔をつけるのを怖がらなくなるのと同じくらいの時期に、一生続く洗髪の基本のようなものを覚えてほしいのは親心です。

子どもが使っているシャンプーの種類
出典:子どものヘアケアに関する意識調査(アデランス)

最後に子どもが使っているシャンプーの種類の情報が上記です。
子どもを持つとその存在を認識しますが、大人が使う物より刺激に注意をはらっている材料で作成されたベビー用シャンプーや、頭髪も体も1つで洗える市販品が世の中にはあります。
その中には上記アンケート1位の「全身用」があり、未就学児では16.8%が使っています。

就学児以降になると、1位は「大人と同じ物」で71.0%と約3/4が大人と同じものを使っています。
女の子であればママが使っている少し高価なものを使いたがりそうですが、男の子は父親が使っている普及品なのではと考えられます。

カットされるのがめんどくさいと感じる人はいる

赤ちゃんが生まれて、最初のカットタイミングはいつにするか。
初産(一人目)であれば、悩む人は多いかもしれず、わが家はそうでした。

髪の毛も、赤ちゃんを授かってみて千差万別だと理解できます。
生まれた時から髪の量が多く、周囲の大人に「ふっさふさだねぇ」と言われる子。
女の子でも髪の毛が薄く、コメントしにくい子。
特例を除き0歳児の状況は一過性で、たいていの子は普通と呼ばれる髪の質や量になっていきます。

僕は子どもを持つまで胎毛筆の存在を知りませんでした。
後に子どもを持つ周囲の大人に聞くと、たいていその存在を知っていますが、独身者はほとんどその存在を知らないのではと自己弁護的に思っています。
わが家の子どもが0歳児の時、僕の奥様から胎毛筆の話を聞いて、わが家も作ってみるかと方向性を決める。

胎毛筆を作るには、一定の髪の長さが必要なのはネットで理解したので、マージンを持ってそれなりに伸ばす必要があります。
結果、わが家では1歳を超えてから初めてカットしました。

初めてのカットは、自宅でわが家の奥様がトライ。
子どもの髪の毛を切る用の、先端がプラスチックでガードされたハサミを購入してのカット。

胎毛筆をつくるために伸ばしていたので、大人であれば「ぼっさぼさ」のヘアスタイルを一気に短くする。
乳児なのでじっとしていられるか不安で、夫婦二人で風呂場で赤ちゃんの機嫌を伺いながらのカットでした。
幸い、その時は赤ちゃんがぐずって前側だけしか切れなかったのような状況にはならず、無事頭全体のカットが完了。
ビフォアフターを比べると、別人のようにさっぱりとしており、大人だったら「何かあったの」と聞かれるレベルでした。
本人は乳児なので、まったく興味(意識)なしです。

無事、胎毛筆で必要な長さより、かなり長めの最初の髪の毛を取得でき、胎毛筆が完成。
そうは言っても正直、完成品を見ても記念品であることは理解できますが、感動するようなこともなく。
そして、相変わらずの親の自己満足の1つでしかなく、我が家の子どもが園児になってから「これ、君の最初の髪で作った胎毛筆だよ」と言っても本人は「ふーん」。
人間の性(さが)ですが、自分の興味のないモノには熱量が低い。
それでも、保存状態が悪く腐らせてしまうのは避けたいため、いまその胎毛筆は防虫剤や除湿剤を入れた箱で眠っています。

子どもの髪の毛をだれが切るのかは、子どもの性別や年齢、親の熱量などたくさんの要素が絡みそうです。
女の子であれば小学生のどこかで美容院が大半になり、男の子は「めんどくさい」モード発動で自宅カット継続の話もよく聞きます。

親戚の男の子どもは、大学生になっても親に髪の毛を切ってもらっている人がいます。
その子は理容院で髪の毛を切ってもらった時、あまりに納得がいかない経験をしたらしく、以降、それ以前まで親に切ってもらっていたのと同様、元に戻ったというお話です。

個人的にはこの話に違和感はなく、僕は実家にいたころはずっと親に髪の毛を切ってもらっていました。
僕のケースの場合はやや特殊で、僕の両親は二人とも理容師の免許を持っていました。
親が免許を持っている理由以外に、僕は理容院・美容院に行くのがめんどくさい、とも思っていました。
家であれば「今日、髪の毛、切って」と言って、夕方の入浴前に切ってもらえる。
思春期は親と会話するのが嫌だったので、上記のような雑で失礼な依頼していたのを思い出します。

当然、カット中に会話はなく、静寂の中でハサミの音だけが聞こえる。
これが原因だったのではく自分の性格ですが、一人暮らしを始めてから外で髪の毛を切ってもらう時も、僕は会話を望んでいません。
切れ味鋭いリズミカルなはさみの「しゃくっ、しゃくっ」の音は、プロのテクニックを見て(聞いて)いるようで心地よい。

僕にとっては美容院は会話が発生する点と、拘束時間(と僕は考えている)が長いのと感じるため、不得手な場所です。
いまは、話したくないお客様には話しかけない美容師さんが多いので、美容院の苦手度は下がりましたが、それでも拘束時間の長さは気になる。
現代の格安カットの普及は僕には嬉しく、短時間で会話もなくサクッと終わる点は僕にはフィットしています。

会話自体が好きな人は、美容師さんとの雑談も楽しみなのは理解できます。
同時に、僕のように会話を求めない人用に、美容師ロボットが早く普及しないかと思っています。

さいごに

昔、所属していた会社のある同僚が「自分の髪の毛は自分で切っている」と聞いて、そんなことができるのだと目から鱗だった記憶があります。
ネットで調べてみると、たしかにセルフヘアカットしている人はいる。
実際、大手ECサイトでセルフカット用ハサミは大量に販売されています。

鏡の前に立って、鏡で見える部分を自分でカットする(できる)のは理解できます。
後ろをどうやって切っているのか聞いてみたところ、「慣れです」と答える。
襟足をバリカンでそろえれば、それほど難しくはないとの言いぶりは、修練のたまもの。

自分で自分の髪の毛を切るのであれば、タイミングは自分次第です。
失敗してもダメージが少ない若いうちにスキルを磨いておくと、少しだけ人生が楽になる気がします。