人生最後の食事を誰と食べるか、夫婦中心と子ども中心思想について

育児・子供観察
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結婚して子どもを授かると、夫婦中心から否応なく子ども中心の生活が始まります。
乳児期は特に手がかかり、第1子で祖父母サポートなどがなければ、手探り状態で戦場突入。
当然、子ども中心の生活にならざるを得ないというところが実感です。
ではいつ、子ども中心ではなく、夫婦の時間にウェイトを持っていくのか。

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昔に比べ「子ども中心」と考える夫婦が増えている

博報堂のデータで、子どもが中心と考えるというデータがあります。


出典:家庭生活は子供中心ではなく、夫婦中心の方がよいと思う(博報堂 生活定点調査)

個人的にはこの結果は意外でした。
「自分の人生も(が)大切である」と考える人は一定数いて、横ばいのグラフと想像していました。
実際は、明らかに右肩下がり「夫婦中心」ではなく「子ども中心」と考える人が増えています。
「家庭中心」という選択肢があったら、それが一番高いのではとも感じます。

「夫婦中心」が大事と考える人の理由を考えてみると、パートナーを大事にする欧米的思想が思い浮かびます。
子どもを一人格としてとらえ、依存ではなく適切な距離感を保ちつつ接するというのも当てはまりそうです。

「子ども中心」が大事と考える意見として最初に思いつくのは、昭和的価値観。
特にママさんに負担が行きがちな、滅私奉公ともいえる「まず子ども優先」思想。
可処分所得が少ないケースでは、どこに配分するかと考えた時に、子どもファーストもあり得ます。
現代的な例として「子どもと友達のような関係」というのも、当てはまると思います。

どちらも僕の身の回りにいる人を思い浮かべてみると、該当する人がいます。
どちらかと言えば「子ども中心」の人の方が多いですが、上記グラフの2018年=11.8%ほど低くない気もします。

 


出典:家庭生活は子供中心ではなく、夫婦中心の方がよいと思う(博報堂 生活定点調査)

一応、[男女別]と[年代別]を見てみましたが、大きなトピックスは見つけられませんでした。
[年代別]グラフでは、若い世代の方が子ども中心と考える人が多いようです。

何をおいても乳児は手がかかる

最近、育児の男性参加率が少しずつ増加しています。
育児参加した男性が、生活を夫婦中心ではなくそのまま子ども中心に考える、というシナリオは分かりやすいです。

僕の場合、多くのご家庭同様、第1子の乳児期は本当に手がかかりました。
体力勝負でもあり、精神力勝負でもあったと、振り返ってみて思います。
わが家はわずかですが一部、外部サービスもお願いして乗り切りました。
欧米ではベビーシッター普及率が高いですが、日本はこれからという状況。

 


出典:仕事中、子供のためにベビーシッターを雇ってもいいと思う(博報堂 生活定点調査)

上記、アンケート結果もそうですが、日本でも少しずつベビーシッターが許容に向かっていると感じます。
こども園もベビーシッターと同様の個人サポートであり、僕は現代では「必要な子育て支援」だと思っています。

ただ、基本的にこうしたサービスは料金が発生します。
それを利用できる所得・資産があれば良いですが、毎日利用できるご家庭はそれほど多くないと思います。

こうした乳児期のドタバタ状況、いま振り返ってみても明らかに「子ども中心」。
「日本人的」とひとくくりにするのは雑ですが、夫婦と子どもの関係で思い浮かぶのが、以下のアメリカの「夫婦中心」思想。

子育て文化についてアメリカと日本の違い

アメリカではベビーシッターが日常的に受け入れられています。
子どもが小さくても、ベビーシッターに子どもを預けて、夫婦でレストランや映画に行くという話を聞きます。
実際にどの程度、シッターサービスが普及しているかわかりませんが、少なくとも夫婦重視の思想はアメリカは日本より強いと僕は考えています。
離婚率が高いというのはおかしな状況とも思っていますが。

宇宙飛行士の向井千秋さんのご主人、向井万起男さん著の「きみについて行こう」に以下の一文があります。

NASAの宇宙飛行士が飛び立つ前、家族を1人だけ選んで一緒に数日間過ごすことができる
この家族というのが親子ではなく、配偶者であることに非常に驚いた
日本でもっとも近い家族といえば親子
アメリカでは、何故、血のつながりもなくいつでも離婚できる配偶者をこんな大事な場面で選ぶのか不思議に思った

配偶者を選ぶというアメリカらしい発想です。
宇宙に行く人はほんのわずかですので、僕含め一般的に人がこうした状況になる可能性は低いです。
ただ違う質問として「人生最後の食事ですが誰と食べますか?」という質問なら想像できます。

僕の回答は「1人だけなら僕の奥様」を選びます。
だた「奥様+子どもはダメなんですか」とも聞きそうです。
Yesだったとして、どうするかはその時の状況によって使い分け。
子どもが巣立っているなら、奥様と2人で良いです。

それでも総論として、日本とアメリカを比べると、アメリカが夫婦重視、日本は子ども重視になると思っています。

さいごに

子どもはどこかで巣立っていきます。
引きこもりになることもあり得ますが、大半は自分の人生を自分で歩んでいきます。

僕は僕の奥様と子どもが生まれてから、自分に言い聞かせと覚悟を持つために、何度か以下の話をしています。
「子どもはあくまで別人格。いつかは出ていく。残るのはわれわれ2人だけ。」

子どもに依存する関係は、あまり良いと僕は思っていません。
心理学的に言う「共依存」の危険性です。

夫婦か子どもかを選ぶのはナンセンスとも考えています。
大半の物事と同じく、どちか100対0ではなく、どの程度の割合をその時々変化させる。
乳児期は「0対100」で子ども優先、保育園・幼稚園で「30対70」など徐々に夫婦側にウエイトが移っていくイメージでしょうか。

僕は自分の子どもが成人したら、家から追い出したいと考えています。

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