皮膚がん死者数は増加、そして日焼け止めをうまく塗っていない現実

統計データ
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日焼け止めを薄く塗る人が多く効果が半減、という科学者の警鐘があります。
どの程度塗るのが適切なのか、知っている人は少ないでしょう。
では日本の皮膚がん数の推移はどうなっているのか。
子どもの皮膚がん数や、未来予測もあわせてまとめました。

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科学者による「日焼け止めがうまく使われていない」と言う警鐘

キングス・カレッジ・ロンドン研究者達による研究結果で、日焼け止めがうまく使われていないという警鐘があります。
一言で言うと、日焼け止めの使用量が足りないという指摘。

ほとんどの人が、日焼け止め剤の推奨用量の約3分の1、0.75mg/cm2しか塗っていない。
実際の推奨量はその3倍の2mg/cm2で、この厚さで正しい効果が発揮される。
具体例としてはSPF20の日焼け止めを0.75mg/cm2の薄い厚さで使用すると、保護レベルはSPF4となる。

出典:Most of Us Are Making a Crucial Mistake When Applying Sunscreen, Scientists Warn (Science Alert)

たしかに日焼け止めを塗るとき「もったいない」という意識も出て、薄く塗ってしまっているかもという心当たりはあります。
2mg/cm2という厚さの確認方法が難易度が高いですが、少なくともたいていの人は薄すぎるという心配がありそうです。

ちなみにSFPの値について。
UVB波による肌への炎症を、どこまで遅らせることができるかという目安数値。
SPF30の場合、30SPF×20分=600分(10時間)、10時間日焼け開始ダメージを遅らせるというもの。

上記の研究者による薄く塗る失敗例4SPFは、4SPF×20分=80分(1時間20分)で効果が切れると言うことです。
それ以降の日差しをガードする効果はなく、肌ダメージになっていきます。

気温上昇で皮膚がん死者数は増加している


出典:人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2016年)(国立がん研究センター)
出典:日本の季節平均気温偏差(気象庁)

皮膚がん死亡総数と、日本全国の気温に関するグラフが上記です。
気温のグラフは、日本全国15地点の気温を、1971年~2000年の30年平均値から引いたもの。
皮膚がんの死者数も気温も上がっています。

 


出典:人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2016年)(国立がん研究センター)
出典:我が国の人口推計(総務省統計局)
15歳未満の子どもの皮膚がん死者数のグラフが上記。
この年代の人口も記載しています。

15歳未満は、皮膚がんが原因での死者はほとんどいない。
近年は1桁台前半の値です。

 


出典:人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2016年)(国立がん研究センター)

最後に、この先の皮膚がん将来予測が上記です。
ぱっと見ても上昇していく予測のようです。
その大半は75歳以上。
参考までにこのデータでは15歳未満は空白でした。

さいごに

気温の上昇はだれしも感じていると思いますが、皮膚がん死者数も増加しているという結果。
想像するに、一昔前に比べ太陽光の危険さの一般認知は高まっていると思います。
また、日焼け止めも昔に比べ、つけ心地などが改良されて普及していると思います。
それでも皮膚がん死者数が増加しているのは、危険度の増加の方が上回っているのでしょうか。

現在の筆者の最大の気になる点は、子どもへの影響です。
今回は「子どもへの影響はほとんどない」という、うれしい結果でした。
ただ、これはメカニズムの問題でもあると思っています。
日焼けは遺伝子破壊であり、危険度が蓄積していくもの。
だから子どもの(死者数などの)数値は低く、高齢者の数値が高い。

自分の子どもが夏になってどんどん黒くなっていく。
現代の夏の暑さは災害レベルですが、子どもが外遊びをしたいのなら、それは親としても嬉しい事。
そして出てくる日焼けと皮膚がんの心配。

僕は子どもの頃、日焼け止めを一切使わず、外で遊びまわっていました。
夏は本当に真っ黒、クロスケでした。
現時点では皮膚トラブルはないですが、大人になって思うのは「たまたま」かもという思い。

日焼け止めを嫌がる子も多く、気持ちは分かります。
日焼け止めのベタベタ感もそうですし、塗る行為のめんどくささがあります。
皮膚がんを子どもの年齢で真面目に向き合う姿勢は、少なくとも僕はありませんでした。

それが自分が親になると、視点が変わり自分がやってなかったことを、子どもに押し付ける。
昔と今では環境が違いますが、自分で自分に「なんだかなぁ」という心の中ツッコミをしています。

ではでは。

◆今回のまとめ◆日焼け止めを塗る量が足りない人が多い
皮膚がん総数は増えている
15歳未満に限って言えば1ケタ台

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