大抵の人は歯医者に行くのが嫌いだと思います。
虫歯。
他の病気も嫌かもしれませんが、身近な言葉であり現実味が増します。
虫歯の原因や対処法、現在の日本の虫歯本数などのデータをまとめました。
そもそも虫歯とは
まず名前ですが「う歯」というのが虫歯の正式名称。
「ウシ」と読みます。虫歯は一般名称です。
虫歯の原因は「菌」です。
中でも「ミュータンス菌」が虫歯の一番の原因です。
この菌は主に保護者から子供へ感染します。
一昔前は大人と子供は同じおかずを、同じ皿から食べていました。
そのときに大人の口にいるミュータンス菌が、おかずなどを経由して子供の口に良く入りました。
今では乳幼児向け保健所案内では、NG事項として一般認識されています。
ミュータンス菌は歯の表面に張り付き、糖分を栄養にして歯の表面にネバネバした物質「プラーク」をつくります。
よく「プラークコントロールが大切」と言うのはこのことを指します。
「プラーク」はやがで歯のエナメル質を溶かし、歯に穴をあけ虫歯を進行させていきます。
1mgの「プラーク」の中には億単位の細菌がいるそうです。
虫歯になりやすい人の条件と対処法
虫歯になりにくい人、というのが周りにいると思います。
が、先天的な条件もありますが、おもに後天的な要因が虫歯になる条件です。
虫歯になる条件
- ミュータンス菌の量
- 食生活、特に糖分
- 歯磨き習慣
- 唾液量
- 歯の質
大人になってからの虫歯予防は歯磨きと食生活が基本です。
対処法
- 歯医者に行く
- 鎮痛剤を飲む
- 虫歯に直接薬を塗る
- 限定的ですが氷で冷やす
虫歯になったら歯医者に行く、基本はコレしかありません。
日本の虫歯保有数情報
現在の日本の虫歯状況を調べてみました。
まずは最近の年齢別虫歯保有数と処置完了数のグラフ。
出典:平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)
- 若年層が虫歯保有数は少ない
- 高齢者もやや下がり傾向
- 処理完了数はどの年齢層でも半数程度
- 中間年齢層はほぼ全員虫歯を経験している
次に年齢別の年次推移。
- 若年層は最近になるに連れて虫歯保有割合が下がっている
- 逆に65歳以上は最近になるにつれて保有割合が上がっている
最後に20本以上の歯を有する人の割合です。
- 前階層、最近になるにつれて保有割合が上がっている
- 特に高齢層の上昇割合が高い
歯科衛生技術の進歩や啓蒙活動で歯の大切さが人々の間で広まっているのでしょうか。
健康ブームと言われる現代、歯への意識も高まっているのは確かのようです。
自分の歯で物を食べ続けたい
僕自身はあまりひどい虫歯の痛みを経験したことがないですが、親知らずで激しい痛みを経験しました。
と言っても親知らずが変な向きに生えて、他の歯を圧迫するとかではなく、抜歯当日の痛みでした。
言葉を発することもできず、処方された鎮痛剤を飲んで言葉にならない「ぐふぅぅぅぅ」と言いながら布団でのた打ち回っていました。
よって虫歯の本当の痛みは知らないのですが、それもひとえに定期点検しているからだと思っています。
定期点検しているから大丈夫と言う事もなく、どうやら僕はかみ合わせの力が強いらしく、歯が人より削れる速度が速いとの事。
歯が削れるというのも言われれば当たり前ですが、それまで意識したこともありませんでした。
また対処法として歯医者さんに進められたのが「睡眠時 マウスピース」。
以前、知り合いで「差し歯」を入れたとたん、食べ物の味がほとんど感じられなくなった、という話を聞きました。
その方は結局「差し歯」をやめて、そこの歯の部分は空洞状態に戻したそうです。
自分がそうなったら、確かに同じ行動するかも。
歯は大切にしたい、と思ったエピソードの一つです。