子どもの謝罪、従属ではなくハラオチを目指す

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育児・子供観察

子どもが素直に「ゴメンナサイ」と言えるか。
それは1つに親の姿勢、親が子どもに謝罪できているかが影響すると僕は思っています。
また子どもが自分の頭で理解せずに、なんでも謝るような状況は避けるべき。
バランスの良い謝罪感覚を、わが子に持ってもらいたいというのは大半の親が思う事でしょう。

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わが家の子どもはゴメンナサイを言えていた

子どもが言葉をある程度自由に操れる年齢になり、感情も言語化できる頃。
それはたいていイヤイヤ期が重なる時期で、子どもと親の衝突は増えてきます。

わが家の子ども自我が目覚め、自分が嫌なものに「イヤ!」というようになった頃。
オモチャを片付けないとか、時間を守らないなどで叱ることがありました。

以前も書きましたが、わが家は僕の奥様と僕でバランスを取ろうと意識していました。
片方が叱ったら、片方はサポート側になる。

それが良かったのか、わが家の子どもは比較的「ゴメンナサイ」が言えていました。
当然毎回できていたわけではなく、泣いて駄々をこねるここともありました。

その中で良かったと思っているのが「軽々しくゴメンナサイ」ではなく、考えたと思えるゴメンナサイを使う意識があったことです。
というのも、たとえば僕の奥様が子どもを叱ってその場を離れたとします。
僕が子どものそばに行き「何があったの?」「それはどういうことなの?」というような話をします。
そこで子どもは自分の意見をたどたどしく述べ「あとでゴメンナサイする」と言って、実際に実行していました。

これ以外にも、影響があったのでは思い当たるのが「親が謝罪する姿見せた」ことだと思っています。

親が子どもにもちゃんと謝る

現代では当たり前ですが、僕は子ども対して、自分が間違ったと思ったときすぐに謝っていました。
それが子どもに影響を与える、大人も間違うし謝るのだ、と認識すると思っているためです。
大人だから謝らない、そういう姿勢を見て育った子どもが、他人に謝らなくて親は何をいうのか。

コレが比較的、昭和前半世代の親はできていなかった、と僕は経験上考えています。
僕はそれを見て、良くないと思っているので、いま子どもに対する指針になっています。

横道に逸れますが、一部の老人に見られますが「謝ったら死ぬ」と思っているくらい謝罪しない人。
そうした方はたいてい日ごろからムスっとした表情で、家庭を顧みない、子育ては奥さん任せだった人だとも思っています。
現代の婚活市場でそういう人が入ったとしたら、人気ダントツ最下位なのかと予想します。

話を戻して、僕は子どもが謝罪するときに、ほかにも気を付けていることがありました。

従属的になってもらいたくない

親に叱られたから、意味は分からなくてもとにかく謝る。
この姿勢は「親に従属」しているだけで、謝罪ではないと思っています。

また「ゴメンナサイ」を、乱発するようにはなってほしくないと思ってもいました。
言葉の軽さもそうですが、子ども自身が自分の自尊心を傷つけていく危うさを感じます。
謝るなら、なぜ謝るのかをハラオチして、そのうえで真摯に謝ってほしいと思っています。

大人になって社会に出ると、謝罪するかグレーな場面も出てきます。
矛盾ですが、ここは謝っておくほうが流れがスムーズ、という判断は処世術としてアリだと思っています。
ただそういうときにも、自分の頭で考えた上で行動してほしい、その訓練でもあります。

謝るべき場面でうまく謝ることができない、というのは場合によって関係が悪くなります。

中国人は謝罪がうまくないと思った経験

謝罪ということについて、1つ個人的にお国柄を体験した記憶がいまでも残っています。
それは2010年に僕が中国に行った時の事。
前提ですが、まだその頃は日中間の世間感情は、悪くなかった時です。
その後に、日本バッシングが大盛り上がりした、という時代です。

僕は北京にある有名な大型ホテルに宿泊しました。
その際、部屋のカードキーが使えず、フロントに行ったら謝罪はなく、それなりの対応を受けたというお話です。
僕とフロント担当者とのやり取りをかいつまむと以下でした。

僕:(このキーで部屋に入れないと)フロント担当者に伝える
ホテル:そんなはずはない、ちゃんとやったのか、とムスっとした表情で言われる
僕:何度も試したがダメだったという
ホテル:では自分も一緒に行ってやってみる(実際にやってみて開錠しなかった)
フロントで新たなキーを発行して僕に渡して終了

この間、そのフロント担当者は謝罪はもちろん笑顔もゼロでした。

もともと中国人はメンツを重視し、自分が悪くとも簡単にそれを認めない国というが僕の認識でした。
実際にその通りだったという経験に、ある意味すがすがしさを感じていました。
この場合は、少なくとも「ご不便をおかけして申し訳ありませんでした」が世界的に見ても標準でしょう。

その後、日本語がペラペラの知日派の現地中国人の方に、この話したところ以下の解釈でした。
「中国人はその程度では謝りません、順位付け社会でもあり、謝ったら負けという感覚が根強いです」

この経験では、予想の範囲内だったこともあり、僕は中国が嫌いになってはいません。
それでも「もう中国(人)はイヤだ」と思う人がいてもおかしくない例だとも思ってもいます。

この先、国際社会で生きていく子ども達は、どういう謝罪感覚(バランス)が適当なのか。
その調和点は時代や場所で変わっていきますが、わが子にはうまく渡っていってほしい、というありきたりなお話です。

さいごに

個人的には日本人は謝罪しすぎる民族だと思っています。
僕も気軽に「スイマセン」と発言して、「ん?ここはスイマセンという場面か?」とよく振り返っています。

ただこの「スイマセン」、謝罪100%かというと、あいさつが50%くらい含まれていると思っています。
英語で言うと「I’m soprry」100%ではなく、「Exuse me」が50%。

それでも子どもと一緒にいると、ディフェンシブ的についスイマセンを発している自分がいます。
周りに迷惑をかけてしまっていないかという予防線として使っている。

新幹線で子どもが騒いでいて親がほったらかし、という話題は耳タコです。
僕は自分の子どもには、周りに配慮できる人間になってほしい、と相変わらず親エゴとして思っています。

以下、謝罪で有名な映画です。
内容もさることながら、相変わらずの阿部サダヲさんのキレっぷりが好きです。

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