子どもが少ない時代・2017年出生数が過去最小

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育児・子供観察

「2017年の出生数」が厚生労働省より発表されました。
結果は1899年の統計開始以来、出生数最少
「婚姻率と離婚率の推移」も、あわせてみてみました。
最後に「2017年の子どもの人気の名前Top10」です。

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出生数と死亡数の推移


出典:人口動態調査(厚生労働省)

出生数と死亡数の推移が上記です。

▼出生数
・一番高い年は1948年=2,696,638人
・谷間1966年=1,360,974人の理由は「丙午年(ひのえうま)」
・その後少し上昇して1973年=2,091,983人(第2次ベビーブーム)
・その後は右肩下がり
・2017年=941,000人

▼死亡数
・一番高い年は2017年=1,344,000人
・2003年の1,014,951人から2017年まで100万人超えで増加
・2002年以前で100万人超えは1947年のみ(1,138,238人)

グラフがクロスしています。
人口が減少していると言う意味です。

2005年がはじめて人口減の年で-21,266人。
2006年のみプラス8,224人でしたが、その後は人口減が加速。
2017年=-403,000人の人口減でした。

 

死産数の推移


出典:人口動態調査(厚生労働省)

死産数の推移が上記です。

・一番高い年は1951年=217,231人
・それ以降は右肩下がり
・2017年=20,000人

減少していることが個人的にはうれしいです。
限りなくゼロに近づいてほしいと思います。

尽力なされているる産婦人科関係者はじめ、技術の進歩もあり。
まだまだ出産について科学で解明されていないことは多いそうです。

 

婚姻件数と離婚件数の推移


出典:人口動態調査(厚生労働省)

婚姻件数と離婚件数の推移が上記です。

▼婚姻件数
・一番高い年は1972年=1,099,984件
・1948年も山の頂点で=953,999件
・2001年以降は右肩下がり
・2017年=607,000件

▼離婚件数
・一番高い年は2002年=289,836件
・2003年以降は右肩下がり
・2017年=212,000件

婚姻件数は2つの山が特徴的です。
いわゆるベビーブームと言うものです。
それ以降は婚姻件数は下がっています

昨今、結婚制度自体オワコン(終わったコンテンツ)とも言われます。
実際、総務省調査では「未婚 非親族の男女同居の者」の以下の数値があります。
2000年と2005年という少し古いデータですが5年間で約4割の増加。

僕の身の回りでも事実婚で子どもなし、長くパートナーと同居している日本人同士がいます。
多様性というか、身近に当たり前になっている時代です。

離婚件数は2003年以降は減少しています。
がそもそも婚姻件数が減少しているので、減少と言って良いのか不明です。

 

2017年生まれの子供の名前Top10

▼男の子の名前Top10

  男の子の名前 昨年順位
1位 悠真 第3位
1位 悠人 第13位
1位 陽翔 第4位
4位 第9位
5位 第2位
5位 第79位
7位 第9位
8位 陽大 第29位
9位 陽太 第8位
9位 大和 第13位

 

▼女の子の名前Top10

  女の子の名前 昨年順位
1位 結菜 第5位
1位 咲良 第5位
3位 陽葵 第29位
4位 莉子 第5位
5位 芽依 第14位
6位 さくら 第2位
6位 結衣 第8位
6位 第23位
9位 結愛 第9位
9位 第23位

初めに思ったことはキラキラネームがほぼないということです。
微妙なものもありますが、明らかにというものがありません。

実際、会社での名刺交換でキラキラネームを見かける時代です。
ご本人はそもそも名前いじりについては慣れているようです。
自虐ネタとして自分からネタとして話される方もいます。
今までの人生、どれくらい同じフレーズを・・・と想像すると感慨深いです。

Top10、それでも時代を感じさせる名前だと思いました。
「やわらかく」「前向き」というイメージを持ちました。

 

まとめ

人口減少は加速しています。
現在の日本は「人口オーナス期」です。

人口構成の変化が経済にとってマイナスに作用する状態。オーナス(onus)とは、「重荷、負担」という意味。逆に、人口構成の変化がプラスに作用する状態を「人口ボーナス」という。少子高齢化の進む日本では、人口に占める働く人の割合が低下しており、経済政策などを考えていく上で人口オーナスが重要なキーワードになっている。

出典:人口オーナス(コトバンク)

 

2017年6月に経産省若手が発表し130万以上のダウンロード数になった『立ちすくむ国家』。
日本の行く末の論じたものです。

発表内容はここでは触れませんが、裏話的な若手達のインタビュー記事が頭に残っています。
当初はもっと具体的なゴールを書いていたらしいのですが、上長チェックで「こんなありきたりの結末で良いの?」と突っ返されたというトピック。

上長チェックがあるところも役人らしい、と最初は思いました。
しかしそこで「小さくまとまるな!」的な判断が出たことに新鮮さを感じました。

次世代に何を残すのか、今の大人、1人1人全員の責任です。

ではでは。

◆今回のまとめ◆

出生数および人口は減っている
婚姻件数も離婚件数も減っている
意外ととキラキラネームはないのですね