フォトブック市場が伸びている、確かに子どものフォトブックを作るのは楽しい

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育児・子供観察

カメラで撮った写真を現像する機会は、現代はあまりありません。
あなたが一番最近、写真を現像したのはいつでしょうか?
若い方の中には現像をしたことがないという人もいるようで、現代はSNS共有が大半。
しかし子どもがいると、写真印刷する必要がたまに出てきます。
現代は予想通り写真現像市場は減少、フォトブックは伸びています。

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写真印刷業界は斜陽産業

通説通り、現代はフォトイメージング市場は右肩下がりです。
日本フォトイメージング業界によると、2011年には2,394億円だったものが、2018年予想では1,864億円と約22%低下。

2000年台も、フィルムカメラからデジタルカメラへの移行期で現像市場は激減。
フィルムカメラは2007年頃、国内出荷台数がほぼゼロになりました。

そして昨今のスマートフォンのカメラの高機能化。
これによりデジタルカメラも冬の時代に突入しました。
では、いまスマートフォンで撮った写真をどうしているのか。


出典:過半数がスマホに入っている写真をアルバムにしたいと思っている「スマホの画像に関する調査」(MMD研究所)

MMD研究所の情報では、上記の通り「写真は現代は共有するもの」となりました。
近年伸びているものとして、5位の「フォトブックを作成する」が出てきます。

フォトブックは年率平均10%伸びている

フォトブックとは、その名の通り複数の写真を1冊の本としてまとめるもの。
写真の下にコメントを入れたり、複数枚の写真を1ページに配置したり。
以下の通り、フォトブック市場は伸びています。


出典:2018年フォトブック市場予測(日本フォトイメージング業界)

僕は子どもの1年毎の記録用として、フォトブックを利用しました。
0歳~1歳、1歳~2歳という1年毎に、その1年間の思い出深い写真を選ぶ。
その写真にその時の言葉を添えてという、われわれ夫婦の記録が主な意図です。
それ以外の用途として、複数部注文して、祖父母にも渡しました。

自分でなるべく印象に残った状況の写真を選ぶ。
それは日常の一コマが多いですが、われわれ夫婦にとっては「あの時は笑った」のような思い入れのある一コマ。
それをその時の言葉を添えて記録する。
何気なく作り始めたものですが、作ってみると思った以上に思い入れができました。
相応に時間もかかりますが、それも生みの苦しみのようであり、楽しい時間でした。

小ネタですが、このフォトブック、docomoにはdフォトというサービスがあります。
dフォトをなぜ記載するかというと「ドコモ 子育て応援プログラム」に加入すると「申込みから最大13か月間、dフォト無料」だからです。
条件は12歳以下の子どもがいて、子どもの情報をdocomo社に提供すること。
docomo限定ですが1つの選択肢として、こういうものもあります。

筆者はネットプリントやフォトブックをたまに利用する

子どもを持つと、写真を印刷する機会がでてきます。
・子どもを預けるときなどの証明書として家族写真が必要
・児童館などで缶バッチをつくるときに必要
・デジタルに暗い両親に現像して渡す
・デジタルではなくあえて現像して子どもと一緒に見る
・七五三などのイベント時

僕も何度か現像する機会があり、ネット経由のプリントを利用しました。
なぜネット経由かというと、安く画質が良く手間が少ないという点。
一般的な現像方法と費用は以下くらいでしょうか。

①自宅のプリンターで印刷 5円~(プリンター本体、印画紙、トナーなど)
②店頭でプリント 30円~
③ネットプリント 6円~

自宅印刷が最安かもしれませんが、専門店に比べ画質が落ちます。
自宅のプリンタが高性能であれば画質は比肩できるかもしれませんが、初期費用が高くなる。
また印画紙を買ってきて、1枚1枚パソコンやスマホから印刷する手間など考えると、僕の場合はネットプリントだったということです。

僕はこれまでいくつかのネットプリント会社を利用しました。
いまはその中の一つ「しまうまプリント」を利用しています。
理由は他の会社と比べても値段が最安クラスで、画質に満足していること。
ネット上の評判も良いですし、僕も1度も不快になった経験はありません。

外部サイト:しまうまプリント・フォトブック

弱点は「手元に届くまで1週間前後必要」という点ですが、これはネットプリントはどこも変わらない。
よって、僕は急ぎの場合は街の写真屋さん、ゆっくりで良ければネットプリントを利用しています。
いまはネットプリント会社はたくさんあるので、ご自身でいくつか利用してみて、好きな画質の会社を選ぶというのも良いと思います。

さいごに

僕は昔、フィルムカメラを使ったことがある世代です。
物理的にはフィルムをまずどこかの店で購入、現像もどこかの店舗に持ち込んで、数日後に受け取る。
振り返ってみると、現代のスマホ・デジカメは手軽だと感じます。

ただ1点、フィルムカメラとデジタルでは大きな違いがあります。
それは「気軽にパシャパシャできるかどうか」という点。

少し話は逸れまずが、プラチナプリントという印刷技法があります。
言葉通り、プラチナを塗った印画紙に写真を焼き付けるもの。
その希少性から圧倒的に高価ですが、その写真の表現力は独特のものがあります。
僕は『風の旅人』という雑誌でその存在を知り、清里アートミュージアムで実物を見ました。
実物はとてつもない迫力や奥行きがあり、別の感情として怖さを感じるものでした。

プラチナプリントほどではないですが、一般のフィルムカメラは1つのフィルムで24枚とか36枚など、決まっていました。
デジタルは記録メディア容量以内であれば無制限、失敗という概念がほぼなく何度も撮影できます。
失敗した写真はあとから消せばよい、という発想。

そして写真を撮る事ばかりに気を取られ子どもをみていない親、という指摘があります。
スマホの手軽さ故の事象ですが、この点は僕もなるべく意識していました。

スマホ撮影が気のゆるみ、緊張感に欠けやすいというのは、フィルムカメラ経験者のノスタルジー。
ですが、あの緊張感は重要なことだとも思っています。