出産直後を乗り切る方法・産後サポート活用のススメ

スポンサーリンク
育児・子供観察

出産直後の生活は、まさに激変という言葉がマッチすると思っています。
特に第1子の場合で、周りのサポートが期待できない状態だったなら。
こういう場合、外部サポートを受けることも1つの手段です。

スポンサーリンク

民間の産後サポートに助けられた

僕は出産直後に、民間会社の産後サポートケアをお願いしました。
いま、振り返ってみても僕の奥様と僕の一致意見として「絶対に必要だった」と考えています。

われわれの状況は以下でした。
・僕が平日昼間は会社で不在
・サポートしてもらえる親や親類が近くにいない
・友人も同様、第三者からサポートを得られる環境にない
・1人目出産で子育て未経験

実際にお願いした会社の主なサポート内容は以下でした。
・食事作りから赤ちゃんサポート、掃除などほぼ家事+育児はOK
・買い物もOK
・2時間~利用可能、1時間3,000円弱(まとまった時間だと安くなる)
・日程は2週間前までにお互いに調整して決める

決められた時間内であれば、ほぼご対応いただけるメニューでした。
その中で、われわれが特に良かったと思うことが以下です。

・赤ちゃんの扱い方(例として沐浴や抱き方、あやしかた)
・料理の作り置き
・水周りの清掃(前職がプロの掃除の方がいた)
・僕の奥様の睡眠時間確保
・育児に関する一般的な知識相談(僕の奥様の雑談相談)

僕は「赤ちゃんの沐浴練習」を公的機関の人形でやりました。
生まれる3ヶ月前くらいのことだったと記憶しています。

実際に、家に赤ちゃんを迎え入れ、自分達で赤ちゃんの世話をする。
顔に水を掛けないようにするなどは常識でわかりますが、やっていることが正しいのかイマイチ自身が持てません。

それを「ココにこうして手を入れると安定します」など、実地で教えてもらえました。
また全身の洗い方など、公的機関で教えてもらったものとは違うやり方なども知りました。

また、我々以外が台所に立って食事を作ったり洗物をしたり、掃除したり。
何人かの別の人がサポートに来てくれたので、それぞれ得意分野も違います。
そうしたもの(情報や成果物)を見ていると、勉強になることも多かったです。

核家族で周囲のサポートが見込めないのであれば、僕は実体験から産後サポートをススメします。
費用は発生しますが期待以上の結果だった、と実感しているためです。
「経験者によるプロのサポート力」はスゴイ、精神的にも本当に助けられました。

そんな家事代行サービス市場は徐々に増加しています。

 

家事代行サービスと核家族世帯数推移

以下が家事代交サービスの推移です。


出典:家事支援サービス市場規模推移と予測(矢野経済研究所)

このグラフ、あくまで家事代行全部の市場推移です。
産後サポートに絞ったものではありません。
この前提で「伸びて」います。

核家族が増えているというニュースも良く聞きます。
それが家事代行サービス伸張の要因の1つという分析も聞きます。
実際の核家族世帯数と夫婦と子どもの世帯数推移は以下。

 


出典:平成27年国勢調査(総務省)

たしかに核家族世帯数は増加しています。
しかし、夫婦と子どもの世帯数は減少しています。
少子化もおおきな要因と予想します。

 

産後サポートの種類

現代は公的・民間あわせ、イロイロなサポートがあります。

種類 内容 主催者 費用目安
産後支援ヘルパー 育児・家事の負担を軽減する生活支援 自治体・委託会社 500円~
産後ドゥーラ 出産・育児の女性とその家族を支える 事業者・個人 2,000円/1時間~
家事代行 料理や清掃などの家事サービス 事業者・個人 2,000円/1時間~
産後ケアセンター 母子が宿泊しでサポートを受ける施設 事業者 20,000円/1泊~
新生児訪問 助産師や保健師が生まれた子どもがいる家庭訪問 自治体 無料
児童館や自治体の相談窓口 定期的に自治体で開催される相談会など 自治体 無料

個人的には公的機関・役所担当者の「新生児訪問」にも助けられました。
我々の利用方法として、訪問前に疑問点をまとめておいて、質問。
重ねますが、何しろはじめての経験だらけで、余裕もないのでわらをもすがる状況。
同様に[児童館や自治体の相談窓口]も、質問窓口として活用できました。

イマイチだったのが[産後支援ヘルパー]。
一言で言うと「プロ意識の低いオバチャン集団」。
地域にもよるかもしれませんが、僕はプロの[家事育児サポート]を使ったこともあり、あまりオススメできません。

 

さいごに

最近のアメリカでは、家政婦派遣サービスアプリが伸びています。
自宅近くの、都合が合う登録者を紹介してもらうサービス。
アメリカは日本のタクシー代わりの個人配車サービスuberが普及する社会なので、知らない人による個人サポートも受け入れられる環境なのでしょう。

日本では2016年に、インターネット経由でお願いしたベビーシッターが死体遺棄した事件で、シッターに対する向かい風が吹きました。
現実問題として、認定事業者に一晩預けると3~4万円かかると考えると、なかなかハードルが高い。
インターネットで何とか出せそうな金額の人をみつけ、この結果になった。
子どもを持つ親として、苦しいニュースでした。
公的機関サポートが厚くなれば、ママさん達の負担や社会進出が進むと思いますがそんな発表はその後、聞きません。

子どもを迎える前に出産後にどんな状態になるか、僕はまったく想像力が足りていませんでした。
あんなに睡眠不足になるとは。

それぞれのご家庭事情にあわせて、外部サポートを受けることはかなり有用だと僕は考えています。

ではでは。

◆今回のまとめ◆産後サポートはイロイロある
核家族であれば1つの有力な選択肢
第1子であればなおさらです