INAXトイレシャワー「DTシリーズ」の電源点滅の消し方

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ライフハック・節約

INAX(イナックス)のシャワートイレは、10年経過するとメンテナンス時期を知らせるために、電源ランプが1秒間に5回点滅します。
ネットを調べるとyoutubeの動画などでは、自分で点滅を消す人もいますが、わが家ではオフィシャルな方法で対処しました。
それはlixilのサービスマンに対応してもらうという方法。有料ではなく無料です。

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トイレの電源ランプが1秒間に5回点滅

あるとき、わが家のトイレの電源ランプが激しく点灯していることに、僕の奥様が気が付きました。
気が付くというレベルではなく、1秒間に5回とかなり主張のある点滅です。
最初にそれを見つけた僕の奥様は故障かと思い、電源をオフにしました。

症状をマニュアルやインターネットで調べてみると、それは10年経過の面テンス時期を知らせるための点滅。
メーカー側は「想定安全使用期間は10年」ということで、故障ではないがお知らせするというものとのこと。

故障ではないことが分かったので、点滅を消す方法、リセットする方法がないかネットで調べました。
というのもマニュアルには「故障ではない」という記載はあるものの、点灯に戻す方法の記載がありません。

いくつか個人ブログやyoutubeなどでその情報がみつかりました。
ですが、やっていることが「自分で基盤のジャンパー線をニッパーで切る」というもの。

わが家で使っている型番と、youtubeで自分でジャンパー線を切断している人の型番も近いですが微妙に違っています。
誤って違う線を切ってしまうリスクを考えると、自分対処は最終手段と考え、別の手段をとることにしました。

購入・設置したお店に連絡

わが家のトイレを購入したお店に、状況を知らせ過去にどういう対応をしているか、電話で聞いてみました。
その解答が「そんな症状、初めて聞きました。こちらからもLixil(inux)に確認してみます」とのこと。
一応ですが、そのお店は30年の歴史があり、対応していただいた方も信頼のおける方です。

お店の人がメーカー確認した結果では「やはり異常ではなく、有料メンテナンスプログラム対応」という回答を受けたと共有してくれました。
ここまでは僕がネットで調査した内容と同じなので、特に進展はないということになります。

気になるのが30年程度の歴史があるお店、過去に同型番の製品もたくさん取り扱っており、その人たちはどうしているのかということ。
お客様から「点滅した」という連絡が、お店に入っていないかという疑問です。
お店の回答は「聞いたことがない、みなさん自分で対処されているとしか思えない」とのこと。

あえて再掲ですが、このお店はこれまでのお付き合いの中で、いい加減な対応・責任逃れするような担当者ではありません。
その信頼がある上での回答なので、次の手段、僕がメーカーのお問い合わせ窓口に直接連絡してみました。

メーカーにメールで連絡すると「無償対応」という回答

メーカーサイトに設置されている、「一般のお客さま専用のご依頼フォーム」というところに、僕が直接メール連絡しました。

この時点では、こちらが求めているのは「説明書記載はないが、複数のボタンなどを同時押しすることによって、点滅を点灯にする方法が知りたい」という内容。
それに付け加え、有料メンテナンスではなく、自分で対応したいという旨を記載してメールしました。

メールを送信して数時間後、LIXIL(INAX)コールセンターのご担当者様より、電話連絡が入りました。
そこで提案されたのが「無償でサービスマンを派遣して、電源点滅を点滅に変えるのはいかがでしょうか」という内容。
隠しコマンド的なものはなく、メーカー担当者による人的対応が必要とのことでした。

サービスマンと日時調整がわずらわしいとも思っていたのですが、自分でやるより間違いがないことは理想的。
コールセンターの方のお申し出を受け、実際にサービスマンの方に無料で対応していただきました。

メーカーサービスマンが実際にやったこと

サービスマンの方が実際に行ったことは、やはりジャンパー線を切る、という処置でした。
サービスマンの方にこれ以外の方法がないか聞きましたが、この方法が正しいとのこと。
「また次のメンテナンスタイミング時期に点滅するのですか?」と聞いたところ、「点滅しますが、次はボタンで対応できます」とのここと。
時期が来たら、ボタン操作方法もメールで通知されるという情報もいただきました。
これで一応こちらの「電源ランプの点滅を点灯に戻す(無料)」という目的は果たせました。

<2023年03月 追記>
2度目の点滅時期になったようで、また、電源ランプが点滅し出しました。
電源ランプは以下の手順で、自分でもとに戻すことができました。
①リモコンの「おしり」と「ビデ」ボタンを同時に30秒間、押し続ける
②コンセントを抜く(電源を切る)
③10秒待つ
以上のステップで無事、自分で点滅解除ができました。

サービスマンの方が来たことによって良かった点がもう1つありました。
トイレ全体の調子が悪くないかチェックしていただけました。

また、いまは大丈夫だが、この製品は過去事例としてシャワーポンプ部分が一番故障が出やすいなどの情報を教えていただきました。
あわせてその場合の費用概算や、部品製造が終わっていたら本体ごと総取り替えの必要性、などのお話も聞けました。

一連のメーカー対応を購入店舗ご担当者と話す

義理ではないですが、今後のために、購入店舗ご担当者様に今回の顛末を報告しました。
購入店舗ご担当者様も別に動いていたとのことで、LIXIL(INAX)販売員がお店に来た時に、直接どうなっているか聞いたとのこと。
「天下のLIXIL(INAX)がそんなことで良いのですか!」という、ちょっときつめの言い方をしたそうです。

LIXIL(INAX)販売員の解答が「10年の交換時期を知らせるものですので、ごにょごにょ」とお茶を濁していたそうです。
僕のように直接、メーカーにアクセスする人は少ないのかもしれません。
点滅部分にシールを張って目隠しすれば、問題なく使える方法を選択している人も、かなりいるような気もします。
「無償で対応します」とメーカー公式ページに記載するには、人件費もかかり微妙ということも組織人としては分かります。

さいごに

一応ですがわが家で使っている製品型番はINAX「DT」で始まる製品です。
このジャンパー線カット手順がすべての製品に当てはまるかは、不明です。

僕は現在、会社組織で働いており、このケースをどうするとよいのか、考えてみました。
僕が考えたメーカー・ユーザー・販売店の関係者が一番幸せになれそうな案が「リセットボタンをすぐに押せない方法で作る」というもの。

メーカー側としては、10年経過を知らせたいので点滅はさせるが、リセット手順も説明書(マニュアル)や、公式サイトに記載する。
ユーザーは、点滅して初めてそんな機能があることを知る人が大半だと思うので、軽く調べれば自分で対処できる手段を用意しておく。
メーカーサービスマンが無償で動くには、人件費がかかるので、最適解としてはこれが良いのではと思いました。
メーカーとしては10年毎に「製品寿命です、買い換えてください」ができれば一番良いでしょうが、ユーザーはその逆。

トイレもひと昔前は電気・機械的なものはなくシンプルでした。
それが利便性向上とともに「最近の製品は家電と呼んでも良い」という言葉通りだと思っています。

こうした雑事から人間が解放されるのは、いつ頃の未来なのかとも思っています。