若い年齢層の虫歯保有は大幅に減少している

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統計データ

この文章のトピックスは以下です。
・四半世紀で34歳以下の虫歯経験者は-31.4%と大幅に減少
・乳歯の虫歯経験者も四半世紀で-27.5%
・未処置の虫歯を抱えている人は約1/4
・毎日歯を磨く人も、磨く回数も半世紀で大きく上昇
・歯科検診について19歳以下は9割弱が受診している
・2025年情報では歯のかぶせものをしている若い人はほとんどいない
・60~64歳を超えると歯が抜けた人が6割を超える
・85歳以上は平均13.7本の歯が抜けている

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虫歯になる人・54歳以下は四半世紀で減少している

う蝕経験を有する者の割合 永久歯
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は永久歯について虫歯(う蝕)を経験した割合です。
5~9歳は1999年24.3%、2024年4.2%、前後比-20.1%。
45~54歳は1999年98.7%、2024年97.8%、前後比-0.9%。
85歳~は1999年41.8%、2024年87.2%、前後比+45.4%。
四半世紀で高齢者が約5割増えています。

う蝕経験を有する者の割合 乳歯
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は乳歯について虫歯(う蝕)を経験した割合です。
1~2歳は1999年11.0%、2024年0.3%、前後比-10.7%。
6~8歳は1999年80.6%、2024年23.6%、前後比-57.0%。
12~14歳は1999年7.4%、2024年5.9%、前後比-1.5%。
全階層、近年に近づくにつれ下がっています(虫歯経験者が減っている)。
中でも6~8歳は6割近く下がっています。

未処置の虫歯保有者の割合 2025年
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は未処置の虫歯保有者割合、2025年情報です。
一番少ないのは5~9歳1.4%、一番多いのは85歳以上の44.0%。
全体傾向は年齢が上がる毎に虫歯未処置者が増えています。

 

歯を磨く人は四半世紀で+17.6%

歯を磨く者の割合
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は歯を磨く者の割合です。
毎日みがくは1969年79.7%、2024年97.3%、前後比+17.6%。
1日1回みがく人は1969年62.8%、2024年15.7%、前後比-47.1%。
1日2回みがく人は1969年15.1%、2024年50.5%、前後比+35.4%。
1日3回以上みがく人は1969年1.8%、2024年31.1%、前後比+29.3%。
約半世紀で歯を磨く人、磨く回数は増えています。

歯科検診(健診)を受診している者の割合 2025年
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は歯科検診(健診)を受診している者の割合、2025年情報です。
一番少ないのは20~24歳45.1%、一番多いのは5~9歳96.6%。
子どもの受診率が高く、これが虫歯発生率を防いでいると言えます。
全体平均は65.1%で、約2/3の人が歯科検診を受診しています。

いまは若い人はほとんどかぶせものをしていない

補綴物を装着している者の割合 永久歯 2025年
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は歯にかぶせものをしている人の割合、2025年情報です。
29歳以下はほぼゼロ、若い人はかぶせものをしていません。
85歳~85.2%と増え、年齢が上がる毎に歯科治療し、かぶせもの装着者が増えています。

喪失歯を有する者の割合 永久歯 2025年
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は2025年時点での永久歯が1本以上抜けてしまったに人の割合です。
24歳以下はほぼゼロ、85歳~は96.0%。
年齢が上がる毎にこの割合は増えています。

1人平均喪失歯数 永久歯 2025年
出典:歯科疾患実態調査(厚生労働省)

上記は2025年時点、1人平均の歯が抜けた本数、年齢別情報です。
29歳以下はゼロ、50~54歳で1本、85歳~は13.7本で半数以上が抜けています。
80~84歳は8.9本なので、85歳以上に一気に抜ける本数が増えています。

歯はメンテナンスしながら長く付き合う物の1つ

2024年度の学校保健統計をみても、高校生以下の虫歯保有者は減少し続けています。
上記のグラフでもその情報は見て取れます。

自分の思い当たりる体験として、たしかにわが家に子どもが生まれた後、定期的に歯科検診していました。
自分の子どもの頃が記憶にないので比較できませんが、歯科検診含め、健康にかかわる予防接種などが充実している。
その名残ではありませんが、わが家の子どもは小学校に上がったあとも、歯科医に定期的に通っています。

歯科医で、磨き残しの指摘や歯磨き指導を受けてくる。
その結果なのか分かりませんが、たしかにわが家の子どもは虫歯は生まれてからずっとゼロです。
自分の子どもの頃、周囲の友達がたまに「歯が痛い」と言っていた記憶があり、いまはそんな話を子どもから聞くこともない。

DMF指数(DMFT指数)という、むし歯の経験(未処置・喪失・充填)を合計した「1人あたりの平均歯数」があります。
これについてWHOに100か国以上のデータがあり、国際比較では特に12歳児の値がよく使われます。
その結果でも日本のDMF指数(DMFT)は低下していると出ています。
ちなみに日本は世界の中では中位グループに入っています。

僕のように、自分の子どもが定期的に歯科検診を受けるのが当たり前とする親が増えている。
親も子どもの手前もあり、自分の歯を磨く時間が長くなり、子育て世帯以下は虫歯になりにくい環境になっている。
他にもフッ素利用の普及や、学校での歯磨き指導強化もあります。
こうした積み重ねがそれなりの時間経過で積み上がり、虫歯が減っている。
「虫歯になる前に歯医者へ」という予防志向が当たり前の時代の結果と言えます。

永久歯は生え変わらない。
一度、トラブルで失くしてしまうと差し歯になる。

歯の事を考える時、僕は健康と同じだと感じます。
健康の時は姿が見えませんが、不健康になるととたんに存在感が増す。

髪と歯と目は手入れして長く付き合っていくものという先人の言葉は、なくしたときに重さを増します。

さいごに

僕は就寝中、歯ぎしりをしているらしく、家族にそれを指摘されたことがあります。
また歯科医さんに、奥歯がすり減っているので、高齢になったとき何らかの処置が必要になるかもしれませんと言われました。
ちなみに歯科医さんには就寝用マウスピースを薦められました。
また生えてくるパーツではないので、どうしようかと思っていますが、いまのところ放置しています。