いま、公園はどんな年齢層が利用しているのか

スポンサーリンク
公園

少子高齢化社会の日本において、公園を利用する人は高齢者が多くなっているのか。
結論は、わずかに高齢者の利用割合増えていますが、それほどの増加ではありません。
高齢者に限らずですが、全体来園者の在園時間は伸びているようです。
男女比や年齢別も含め、現代の公園は誰が利用しているのか見てみました。

スポンサーリンク

近年公園利用者が激増しているわけではない

まずは公園を利用する人の推移です。
1か所の公園を何人が利用するのか、1976年~2014年までの推移が以下です。


出典:平成26年度都市公園利用実態調査((国土交通省)

公園が一番利用されていたのは[1982年]。
理由として考えられるのは、第2次ベビーブーム(1970年代前半)の子ども達が、中学生くらいになる年齢がこのあたり。
休日の利用人数が平日に比べ、大きな山型(たくさん利用されている)がトピックスです。

直近で見てみると、2000年以降、[休日]は微増、[平日]は横ばいです。
少子高齢化に入っている時期なので、高齢者利用人数が増えているのでしょうか。
2001年~2014年の年齢別利用率が以下です。


出典:平成26年度都市公園利用実態調査((国土交通省)

[高齢者]の利用率は2001年=11.3%、2014年=13.6%なのでわずかに増えています。
[学齢前]の利用率は2001年=8.4%、2014年=8.4%と変わらず。
子どもの数が減っていることを考えると、1人当たりの利用率は上がっていると考えられる。
この2つから「高齢者が増えたか?」という質問には、「わずかに増えた」と言えそうです。


出典:平成26年度都市公園利用実態調査((国土交通省)

男女別の公園利用率のグラフが上記です。
あまりトピックスはないですが、意外だったのが女性比率が、休日・平日共に、男性に比べ低いこと。
特に平日はママと子どもというグループが多いと思っていたのですが、違っていました。

公園利用時間は増加・昼前後がピーク

公園在園時間の推移が以下です。


出典:平成26年度都市公園利用実態調査((国土交通省)

平日・休日ともに、2001年に比べ2014年は、公園にいる時間が増加しています。
理由として最初に思いつくのが、高齢者の公園談義やカメラなどの同好の士の集まり。
子どもについても、近年の自然回帰や外で遊ぶ効用の認知度の増加があります。
あとは、金銭的な節約目的で公園に行く、というのもいまの時代には当てはまりそうです。


出典:平成26年度都市公園利用実態調査((国土交通省)

時間帯別にみてみると、休日・平日共に昼前後が、公園に訪れる人が多いようです。
休日は昼過ぎ、平日は正午ころがピーク。
ステレオタイプな見方ですが、高齢者は朝早い時間に公園にいくのか、とも思ったのですが違うようです。

さいごに

平日、都心のサラリーマンがたくさんいるような地域を除く少し離れた公園では、高齢者が多いです。
平日日中にそういう公園に行くと、小さな子とも連れのママさんや保育士さんを除くと、高齢者が目につきます。
ただ、これは当たり前で、その時間帯、中高年男性は会社にいることが多い。
公園が高齢者だらけと言うのは語弊のある表現で、僕は昔よりは増えたかもくらいだと思っています。

この先はもっと高齢化が進みます。
当たり前ですがいまよりも、公園にも公園以外にも高齢者が増えます。

東京も子どもが圧倒的に少なくなる2040年、東京23区別の人口ピラミッド
東京の人口は、日本全体ほどではないがこの先緩やかに減少していきます。 今回は23区別に2015年と2040年、人口ピラミッドがどんな形状になるかを見てみました。 周知の確認にしかなりませんが、2040年は2015年に比べ年齢が高い人口が...

朝早く公園に行くと、高齢者が集まってラジオ体操をやっている光景を見かけます。
小学生の夏休みの強制参加「ラジオ体操」ではないので、自分の健康のためや、友達付き合いが動機だと想像します。
なんにせよ、身体は使っていないと劣化していくことを考えると、良いことだと思っています。

そもそも高齢になってくると朝、起きる時間が早くなる。
寝ることも体力が必要、早寝早起きという習慣が、自然にそうなるのでしょう。

それでも朝の人が少ない時間の公園というのはそれだけで気持ちの良い場所とも思っています。