ついに運転免許取得者数は減少か

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自動車

「若者は車を購入する意向が少ない」という記事を見かけました。
データを確認したところ「この表現は適切ではないのでは」と感じます。
それでは「運転免許取得者数」自体は減っているのか?
都道府県別の運転免許取得情報とともに見てみました。

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若者の車購入意向

日本自動車工業会が発表した「若者の車購入意向」というのが以下です。
いくつかの新聞やニュースサイトでは「若者は車を購入する意向が少ない」という論調でした。


出典:乗用車市場動向調査(日本自動車工業会)

ですがこの情報、アンケート対象者がイマイチです。
学生で車未保有100人+社会人で車未保有800人+クルマ保有100人=1,000人。

現在、車を持っていない人が大半の対象者、その方々に「車欲しい?」と聞いています。
結果が「欲しくない」にかたよるのは当たり前でしょう。

それとは別ですが、上記グラフを見たときに僕は違った感想も抱きました。
2015年と2017年比で見てみると、購入希望意向の方が増加しています。
若者は車離れ一直線だと思っていたのですが、違ったので引っかかりました。

一応ですがこの調査結果では、若者が車を購入しない理由も記載されています。
複数回答可で、上位3つが以下です。

1位=買わなくても生活できる(33%)
2位=車場代などいままで以上にお金がかかる(27%)
3位=クルマ以外にお金を使いたい(25%)

再掲ですが、車を持っていない社会人が大半のアンケート。
現在買わなくても生活できていて、保有にお金がかかるという知識があれば結果は見えています。

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普通車運転免許合格者数の年次推移

車購入意欲ではなく、普通免許自動車の取得者数はどうなっているのか。
若者とは限りませんが、ここ10年の取得数が以下です。


出典:運転免許統計(警察庁)

普通者免許取得数は2017年を除いてここ10年はほぼ横ばい。
2017年に前年比で下がっています。
そしてAT割合が徐々に上がっています(2008年=48.9%→2017年=60.7%)。

AT限定車の割合がもっと多いと予想していましたが違う結果。
日本のAT車普及率は99%なので、AT限定取得者が近い数字と想像していました。
ですがマニュアル車免許は、いまでも需要があるようです。

 


出典:運転免許統計(警察庁)

日本の人口は2010年の1億2805万人をピークに、2011年以降は減少期です。
と言っても一気に下がっているわけでなく、いまは毎年20万人程度(0.16%)の減少。
にも関わらず、免許取得者数は2016年までは横ばいでした。

しかし、2017年に前年比-5.8%と大きく下落しています。
2018年以降も下落していくのは、時代の流れでしょう。

普通車運転免許合格者数の都道府県別

2017年の都道府県別の免許取得者数が以下です。


出典:運転免許統計(警察庁)

当たり前ですが、免許取得者数は東京や大阪など人口が多い都道府県が多いです。
AT限定の割合については1位=奈良70.6%、2位=東京69.7%。
最下位は青森=39.9%で、唯一の40%を下回る県です。

 


出典:運転免許統計(警察庁)
出典:平成27年 都道府県,年齢(5歳階級),男女別人口-総人口(政府統計)

このグラフは「20代前半人口あたりの免許取得者数」を表しています。
データとして使った情報は、2015年の20歳~24歳人口です。
2017年の普通車免許取得者全体をこのこの20歳~24歳人口で算出した割合です。
運転免許を取得する人がこの年代だけではないことは承知の上のグラフです。
参考値とお考えください。

個人的に知りたかったのは、東京などの都市部の免許取得率は低いのか?という仮説。
上記グラフでは「その通り」という結果になりました

免許取得者数割合の最下位=東京11.1%、2位=神奈川11.7%。
大阪14.0%、愛知15.4%、福岡15.3%など、人口が多い都市は低い値です。
逆に取得率1位が山形95.5%という飛びぬけた結果になっています。

さいごに

知り合いで免許更新を忘れて、再度免許取得したという人がいました。
2度目の取得は自動車学校への通学ではなく、直接試験センターで取得したとのこと。
試験センターで1発合格とはいえ、できれば回避したいと聞いていて思いました。
もう一度、自動車学校に通うと考えると、気が遠くなりなりそうと思った次第。

また別の知り合いで、免許取得以前の状態で「車に乗るのが嫌」という人がいました。
理由は金銭ではなく「事故などのリスクが嫌」。

個人的に気になったので「一生涯事故にあわない確率」を出してみました。

2017年 交通事故死傷者数 584,541人
2017年 日本の総人口 126,706,000人
1年間の交通事故遭遇率 0.46%
2016年 平均寿命 84年
一生涯 事故にあわない確立 68%

 

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いまは昔に比べ、事故率も事故による死傷者数も大幅に低下しています。
警察や学校などの啓蒙活動もありますが、個人的には車自体や安全サポート機能の向上が大きな要因と考えています。

この先、自動運転を含め自動車がどうなっていくのか。
車が好きな僕としては、日々の進化にワクワクしています。

ではでは。

◆今回のまとめ◆運転免許取得者は横ばい
AT限定が増えている
運転免許取得者はこの先は減少していくと予想