子どもが汚い言葉を使っていても困るのは子ども

育児・子供観察
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子どもが汚い言葉を使う。
たいていの家で出る親の悩みの一つだと思います。
汚い言葉を使っていけないのか。
僕は綺麗な言葉には大きな価値があると考えています。

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まだ言葉がうまく使えない時期の子どもの一言

我が家の子どもが、言葉をやっとほどほどに使えるようになった月齢の時のお話です。
あるショッピングモールに、子どもと一緒に行った時のこと。
到着したときに我が家の子どもが僕に、現在の場所を質問する以下の発言をしました。
「(僕の呼称、パパなど)、ここはどこですか?」

僕は「ココは前に来たことがある、あの本が置いてあるお店だよ」と回答しました。
心の中では「ちゃんとした言葉遣いをしている」ことがウレシイ、という感情をおさえつつ。

綺麗な言葉にはそれだけで価値がある

教科書的に言うのであれば「汚い言葉を使ってはいけません」という物言いがあります。
僕は子どもの時、親や教師からこのような言葉を受けた時「何で?」と思っていました。
そして汚い言葉や流行り言葉を、しっかり使っていました。
多分コレは、たいていの人も同じ、ごく一般的だと思いますが、当時は綺麗な言葉の価値は分かりませんでした。

やがて大人になって様々な経験をして、言葉遣いについて考えるようになりました。
その結果、いまは綺麗な言葉はそれだけで価値があると思っています。

仕事で取引先の方との打合せ時、ホテルや遊園地で接客を受けるときなど。
より相手に伝わる正しい言葉を選んで話をする方と接すると、まず安心します。
また、これだけで相手の信頼度がグッと上がります。

仕事やお店だけでなく、友人や同僚と話していても、そういう方はいます。
親しい間柄であればフランクな表現が基本でしょうが、意識して崩している言葉を使う方も含め。
そうした方に総じて言えるのは、言葉のむつかしさや怖さを認識したうえで、厳選して発言している。
発言前の言葉選び、その思考・葛藤の名残を感じ取れるような言葉には、重みがあります。

僕は大人になり、綺麗な言葉を使う人の思慮深さに価値を感じるようになりました。
それは言葉という1つの事象だけではなく、その他にも通ずることが多いと思っています。

敬語が絶対的に正しいとも思っていません。
時代から言うのであれば、敬語を使う機会は減っていると感じます。
僕も年配の方とお話しするときに、あえて敬語ではなく崩し言葉で、距離を縮めることもあります。
当然ですが子どもと接するときには、フランクな表現の方が親しみやすいとも思います。

ポイントは意図が一番伝わる、必要最低限の適した言葉。
と言っても、口にした段階で自分の意図とはどこかずれる、言葉選びの難しさをいつも抱えています。

親が汚い言葉を使っているのであれば必然

3歳くらいまでは特に、両親の言葉が子どもに一番影響をあたえるというお話があります。
接する時間から考えると、その通りなのでしょう。

僕自身、子どもの前ではできるかぎり、不適切な言葉遣いをしないように気を付けていました。
そして叱るときはより気を使って、言葉を選んで話していました。
短時間で受け取り間違いのない言葉を、感情的にならずに毅然とした態度で話す。
そして叱った後は抱きしめる。

僕は親になって、以前よりも言葉を選ぶようになりました。
もし親が「馬鹿野郎」「死ね」「カス」のような言葉を使っていたら。
子どもがそれをいつも見ていて、それで良いんだと理解。
子どもが同様の言葉を使った時に「汚い言葉を使うのはダメです」は通用しません。

こうしたとき、昔は「大人だからよいの」という言葉もありました。
いま、このような発言をする人は見当たりませんが、これほど説得力のない言葉もない。
ダメな見本ということが、現代の一般常識となったのでしょう。

参考までに文化庁の言葉遣いに関するアンケート結果がありましたので掲載します。


出典:平成28年度 国語に関する世論調査(文化庁)

現代は大半の人が「きちんとした言葉遣いが必要」と感じています。
興味深いのは、16歳~19歳が全体の9割がそう思っており、年代別で最多得票。
クラスや仲間内でいじめにあわないよう防衛能力が高くなったのか、SNSの怖さを知っているからか。

さいごに

子どもが汚い言葉を使っていたとして、それを指摘すべきかどうか。
アドラー心理学的には「放置」であり「その課題は子どもの課題」となります。
課題を解決しなくて困るのは本人、人の課題に手を突っ込むなという思想。

子どもが汚い言葉を使ったとき、たいていの親はモヤっとした感情を持つと思います。
僕はそんな時、どうしてそういう言葉なのか、考えるようになりました。

ですが、どれだけ親が考えても、子どもは汚い言葉を使うとも思っています。
テレビや友達の影響など、子どもにはそうした時期があるのが多分普通。
親となった僕がすることは、できるだけ自分が綺麗な言葉を使い続けることだけです。

さいごに、子育てあるあるです。
子どもは月例の差がありますが、語彙が爆発的に増える時期があります。
そんな時に必ず発生する「言い間違い」。
まだ単語自体や言葉の意味があやふやな状態で、なんとか発言したが、意味が違っておもしろい内容になる。

我が家の子どもがかなり小さいとき、夏祭りでベビーカステラを食べたときのこと。
日が落ちて暗い時間のお外のお祭り。
光り輝く盆踊りの舞台や、いい匂いのする屋台、たくさんの人がいてなんだかにぎわっている。
夜ご飯を食べた後に、通常は出てこない大好きな甘いベビーカステラを食べられる。
我が家の子どもは、うれしそうに屋台のベビーカステラを食べていました。

祭りからの帰宅後も興奮は治まらず、嬉しそうにそのことを話し始めました。
「おまつりでベビーカー(笑)カステラ、食べたの!」

ではでは

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