いまは子どものスマホやタブレットを禁止するではなく、どう使うかだけ

育児・子供観察
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子どもにスマホやタブレットをどの程度、使わせるかという現代ならではの悩みがあります。
最近の研究結果で「電子書籍利用で成績向上した」というものがあります。
また逆に「スマホやタブレットの使い過ぎはテレビよりも悪影響」という結果もあります。
最終的にはそれぞれの環境で、各家庭が決めるしかない事柄です。

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電子書籍でも本を読むと成績が上がる

ベネッセが調査した電子書籍読書実施と学力のデータが以下です。


出典:読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果(ベネッセ)

読書量が多い子どもは成績が良くなり、読書しない子どもは下がるという結果です。
読書量と成績の関係は、たいていの人が認識されており、実際にその通りというデータです。
ただこの調査は「紙の書籍でなく電子書籍」で調査した点が新しいです。

またこの調査結果で、以下の2つも興味深い内容でした。


出典:読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果(ベネッセ)

[国語][算数][理科][社会]のうち、読書が一番影響を与えたのが[算数]だったこと。
文章を読めない子どもというキーワードが最近話題になりましたが、これも関係しているのではと想像します。


出典:読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果(ベネッセ)

こちらは読書体験が、学力上位者より、学力下位者の方が効果が高いという内容です。
理由を考えてみると、学力上位者は日常的に文章を読む機会が高かったり、環境が勉強しやすい環境だったり。
それに対し、学力下位者はたとえば家に1冊も本がないなど、その状況下で本を読む。
うまくフィットすれば、砂漠に水が吸収されるように、伸びる余地が高いのではと考えました。

このベネッセ調査を見ていて比較したくなったのが、電子書籍と紙書籍の比較です。
電子書籍よりも紙の本を読んだ子どもたちが、結果が高かったのか低かったのか。

僕の予測では「大差ない」だと思っています。
子どもは(大人に比べ)柔軟で、新しいものにもすぐに慣れます。
いまの子ども達にとって、電子書籍か紙なのかは大きな意味があると僕は考えていません。

上記の調査とは逆に、以下の研究結果では「スマホ・タブレットの使い過ぎについて警鐘」を鳴らしています。

MRIスキャン結果では脳に影響があるかもしれない

アメリカ国立衛生研究所(NIH)が3億ドルの研究費用を投じて調査した結果が以下です。

スクリーンデバイス(スマートフォンやタブレット)を1日のうちどのくらい見るか、それが発達中の幼児の脳にどうのよう影響するかの調査した。
その結果、1日2時間以上のデバイスを見る子どもの言語テストと認知テストのスコアが低かった。
1日に7時間以上デバイスを使う子どもの脳の大脳皮質が薄くなっていた。
ただし研究を行ったNIHのGaya Dowling博士は「大脳皮質が薄くなることがデバイスを見る時間が長いことに関係しているのかどうか未定」としている。

出典:First Results of Landmark Study on How Screen Time Affects Kids’ Brains is Alarming(CBN news)

子どものスマホ利用否定論者であれば「危険だと思ってたが、やはりそうなのか」というところかもしれません。
ですが、上述のベネッセの調査結果では電子書籍を利用した子どもは成績が上がっている、とも出ています。

上記引用の最後の1文、研究者らしくエビデンス(証拠)がないものなので断定せず、実際に関連性は未定としています。
それでもスマホタブレット利用とは別として、大脳皮質が薄くなるとどういう悪影響があるのか。
大脳皮質は大脳表面にある厚さ数ミリの神経細胞の層で、記憶や言語、認識などの認知機能を行う部位。
この機能が低下するのであれば、それは人生に影響するレベルだと感じます。
ちなみに、大脳皮質は加齢で薄くなるもので、ようは認知症になりやすくなるということです。

どちらにせよ、そもそもスマートフォンやタブレットは、歴史が浅いデバイス。
レーシック手術と同じく、長期的な影響はまた情報収集中の段階です。

こうした環境で子どもにどの程度、スマホやタブレットを使わせるかは、最後は各家庭に判断がゆだねられます。

さいごに

僕は子どもにスマホ・タブレットを使わせています。
ただし、一定のルール決めの条件でのみ使用可としています。

スマホ・タブレットというか、インターネットの利便性・インフラ性は、いまさらのお話です。
逆にいまの子ども達がネットを使えない方が、将来は致命的になると思っています。

ただ、無制限に使ってほしいかというと、大半の子どもを持つ親と同様Noです。
インターネットには無尽蔵に時間を奪う「楽しみ」があります。
僕は、インターネットは子ども時分に身に着けてもらいたいことの1つ「自制」を練習する良い機会でもあると思っています。

スマホやタブレットは包丁や火と同じく、利にも害にもなるもの。
自分が理解できないこと、マスコミの危険(煽り)記事を鵜呑みにして禁止というのは、僕は思考停止だと思っています。

そもそも親の禁止など、子どもはいつの時代も潜り抜けます。
僕も子ども時分、親の目を盗んでイロイロやっていました。
たまたまかもしれませんが、いまは一応大人として生きています。

親が思うほど子どもは間違った方向にいかない、自分の頭で「コレはマズイかも」と判断すると思っています。
少しくらいピンチになる事も、失敗の経験を子ども時代にどれだけ積み重ねられるか、と考えれば後の人生にプラスです。
僕は自分の子どもに対し、監視や強制はできるだけ少なく、日々の積み重ねによる「信頼」の方が重要だと思っていいます。
根拠なしのざっくり感覚ですが「まぁ、大丈夫だろう」と考えています。

個人的にはこの先、電子デバイスがいつ人間の体に埋め込まれるか(それに近い状況になるのか)という点に興味があります。

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