小学6年生の大手4塾の費用はザックリ100万円

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育児・子供観察

以前、子ども1人にかかる学習費用総額を調べました。
この時のデータは文部科学省とりまとめの全国平均でした。
その結果が、塾の大手4校の実際の1年間の学費と差があるのかみてみました。

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中学受験大手4校の1年間の学費

大手4校「SAPIX」「日能研」「四谷大塚」「早稲田アカデミー」が対象です。
以下が小学6年生の4科目学費です。

このグラフはあくまで1年間の月謝のみです。

SAPIXが突出して高そうに見えますが、SAPIXは試験費用等も含まれています。
他3つの塾に[入学金][定例テスト][諸経費][対策講座]などを含めると、似たような金額になります。
これ以外の費用として[入学金]や[季節講習(春・夏・冬)]もあります。

全部、含めると6年生1年間総額でザックリ約100万円。
さらに個別指導などを受けるとさらに数十万円プラスになります。

 

2018年に連載開始した受験漫画『二月の勝者』には以下の内容があります。
「小学6年生が塾に落とす金額は平均150万円」
超現実的でシビアな内容ですが、中学受験を考えているのであれば、一読しても良い漫画です。

この漫画、プロサッカー選手になる確率はコレくらいで、第1志望中学に受かる確立はコレくらい。
などシビアなことも書かれています。
まずは現実を知りたい、フワっとした話ではなく数値で見たい(理系思考)方などには刺さると思います。

 

ココまでをまとめると以下です。
個人的には予想通りで、全国平均と特に東京の中学受験熱を考えるとやはり以下の差がでました。

文部科学省とりまとめの6年生1年間の全国平均=\539,342
大手4校の6年生1年間=約100万円~150万円

 

通い塾ではない選択肢「スタディサプリ」

塾ではない選択肢もあります。
住んでいる場所や、経済状態、子どもの気質など。

その中でもいま注目なのが、リクルートが運営している「スタディサプリ」。
2017年9月より、東京都渋谷区のべての区立小中学校26校・約8,000人が教材として利用開始しています。

外部サイト:スタディサプリ/塾平均より年間24万円お得!? 月額980円(税抜)(リクルート)

 

オンラインで人気講師の授業が見放題というサービス。
小・中・高・大学受験の5教科18科目がすべて見放題で、料金は月額980円(税抜)~。

印刷したテキスト代金は、別料金、1冊980円(税抜き)で購入の必要があります
国語・算数・理科・社会の4教科として約4,000円必要になります。
ダウンロードして自分で印刷すれば、この費用は不要です。

このサービス、インターネットにつなげる環境があれば、手軽にはじめられます。
現代的なサービスの典型といえます。

メリットは一流講師の授業が自分のペースで進められること、気兼ねないこと、安価な料金など。
デメリットは、質問ができないこと、モチベーション維持が難しい点でしょうか。

 

個人的意見

今回の数値を見て「塾の金額は以前に比べ高くなっているのか?」という疑問を持ちました。
文部科学省発表データで、「補助学習費について10年前の金額」を比べてみました。
2006年と2016年の結果は以下です。

合計金額で補助学習費は10年前に比べ、公立は94.9%、公立は94.1%。

費用が下がっている、という結果です。
個人的には微増なのかと思っていましたが、違っていました。

平均値で下がっている、ということで思い浮かぶのが、この10年の可処分所得の減少。
税金などの金額があがり、収入が同じ金額でも手取り(使えるお金)が減る。

そして所得格差の進行。
上は上、下は下。

「補助学習費」にかけられる費用が、富裕層は多め、一般層は減少。
一般層のほうが人数が多い。
その結果、平均値が少し下がる、という事を予想しました。

 

一応ですが、僕は塾を推奨しているわけではありません。
子どもにとって最重要は「まずはしっかり遊ぶこと」だと思っています。

しっかり遊んだあと、メリハリ(自己管理能力)をつけて学ぶ。
どこに目標を置くのか、子ども1人1人のお話です。

ではでは

◆今回のまとめ◆

大手塾費用はザックリ100万円
手厚い内容を含めるともっと必要
スタディサプリという選択肢もあるル