園児の集合写真はリアルウォーリーを探せ

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育児・子供観察

たいていの子どもの初めて所属する組織となる、保育園・幼稚園。
園を選ぶ基準は、各ご家庭さまざまな基準があります。
僕は一般的な基準ではないかもしれませんが、園の姿勢も見ていました。
変化を受け入れる姿勢は、園に限らず強さの表れです。

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園を選ぶ基準

わが家の子どもの気質に、一番ん合いそうな園はどこか。
選択肢が複数あるご家庭であれば、悩む内容だと思っています。

僕は東京在住で、自分が住んでいる場所の付近に、いくつか候補となりそうな園がありました。
園を選択する時期、僕はいくつかの園の説明会や見学会に参加しました。
ちなみに少子化の波は東京も他人事ではなく、前年からクラス数を減らす園もあり、時代を感じました。

いまの時代だからなのかだと思いますが、園の特徴を押し出している印象を受けました。
「泥んこ保育」「体操に力を入れている」「モンテッソーリ教育やシュタイナー教育に沿っている」など。

物理的な環境面では、建物や設備が古いのか新しいのか、園庭の広さや遊具の種類。
すでに通っている園児やその親の雰囲気も、どんな客層なのか気になりました。
働いている母親が多いのか、駅から近いのか。

そして園の運営の先進性も、気になる点の1つでした。

わが家の子どもが通った園は比較的先進

ここでいう先進性とは、どれくらい変化を受け入れる土壌があるかで使っています。

個人的には、教育・保育機関は一部を除いて、一般的な会社と比べ遅れていると思っています。
たとえば、園から保護者への連絡時、昔ながらの電話なのかメールやLineなのか、Web活用しているかなどがその一例です。

一応ですが、最先端が何でも良いとは思っていません。
大学は最先端であった方がよいですが、年齢が低い幼稚園/保育園は「安全・安定」が優先されるべきだと思っています。

それでも、連絡を取るにあたり「紙の連絡先と、電話通話」は、いただけない。
明らかに時間も費用もコストが高く、それが分かっているのに改善しない姿勢がイマイチと考えています。

変化をしないものはよどむ。

わが家の子どもが通った園は、Webの定期的更新があったり、個人情報対策をしていました。
またそれ以外に、僕が子ども時代にはなかったシステムもありました。

外部業者がスナップ写真

僕の子どものころは、集合写真は外部業者によって、各クラスで1枚撮影のみが基本でした。
それ以外、外部のカメラマンに写真を撮ってもらった記憶はありません。

わが家の子どもが通っている園では、イベント時に集合写真以外のスナップ写真も。
園の関係者ではない、別の会社のプロのカメラマン数名が、各イベントで集合写真以外にスナップ写真も撮る。

入園時に、初めて登園してきた、それぞれの家族の歩いている姿。
遠足で仲良し友達とその親が、一緒にご飯を食べているシーン。
運動会での、かけっこや騎馬戦を至近距離から写真。

撮った写真を後日、専用サイトにアップロードして、欲しい人がインターネット経由で申し込む。
自分の子ども時代は、学校のどこかに張り出された写真を見て、番号をメモして注文でした。

価格はLサイズで1枚百数十円と、一般的な写真印刷よりは高額です。
良いカメラで、それなりのご経験を持った人が撮影する写真。
個人的には、妥当な金額だと思っています。

僕はイベント毎にアップされる写真を見ます。
わが家の子どもの、魅力的な姿を探す。

・・・これが難しい。

リアルウォーリーを探せ

同じ服を着た幼児がたくさんいる中で、自分の子どもを特定する難易度の高さ。

小さな子どもを育てたご経験がある方は、ほぼ全員うなずくと思います。
白い体操着に、同じ色の赤白帽子をかぶっている子ども達の群れ。
その中から瞬時に自分の子どもを特定する。
それは海岸の砂浜にまぎれた、小石を探し出すかのごとく。

女の子であれば、髪型である程度、見当をつけられるかもしれません。
それでも女の子が短髪であったり、性別が男の子の場合。

リアル、ウォーリーを探せです。
集合写真はその最たる例です。
「ウチの子、どれ?」

運動会の時に、帽子に大きなワッペンをつけていたり、服に縫い付ける名前を工夫している子どもがいます。
その理由は、子どもが好きなキャラクターを貼っているかもしれませんが、個人判別が目的の可能性もうなずけます。

わが家の子どもの祖父も、望遠レンズ付きカメラを持って、運動会の観客として参加した時。
孫のかけっこの写真を、撮りそこなっていました。

さいごに

いま、僕がだれかに「園を選ぶ時、何が重要ですか?」と聞かれたら。

理想論の第1番目基準=子どもとの相性、親の思想
現実論の第1番目基準=自宅からの距離

これはどちらが上なのでもなく、また小さな子どもが相性が良いと本当に言い切れるか、の問題もあります。
それでも何かのとっかかりをみつける必要がある。
実際は「なんとなく合っていそう」くらいが、たいていのご家庭の判断だと思っています。

実際、僕は僕の奥様と、いくつかの園の候補を並べて、ああだこうだ、話し合っていました。
そこで、多分こっちの園の方が、この点で相性がよさそうでこの点はイマイチ、のような相談をした記憶があります。
確信度は高くなく、フワッとした基準「どっちかというと」くらいでした、

そして、相性で甲乙つけがたい1位と2位が最終候補に残りました。
現実論の自宅からの距離で、最終的に園を決めました。

人間、特に幼児はアンコントローラブル。

「イヤだ、行きたくないーーー」は、実際にそうなるかわかりませんが、その覚悟はしておきたかった。
なだめすかして連れていく、場合によってはそれが数か月から年単位で続く。
その時に距離は大きなポイントとなると考えていました。

また、体調不良で連れ帰るときや、大雪や台風などの天候不良もあります。
こうしたイレギュラー時に自宅から「近い」メリットは、計り知れないです。

意味があるかはわかりませんが、近所の園という立地は、小学校でも園の友達が同じ小学校の可能性が高い。
スタートラインで、不安が少し解消される可能性もあります。

不安と言えば、子どもにとって初めての本格的な集団生活となる園。
大人になると見過ごしがちですが、子どもにとっては大人とは比較にならないくらい、ストレスがかかっていると想像しています。

毎日、通園しているだけで十分。
通園は一定割合の子どもにとって、それなりの試練です。