航空自衛隊のたくさんの戦闘機などが無料で見られる浜松エアーパーク。
フライトスーツを着て、戦闘機のコックピットに座ることもできます。
また「SHIROBAKO」というアニメの聖地巡礼でも有名。
楽しめる要素がギッシリ詰まっており、飛行機に興味があるなら一度は訪れる価値のある施設です。
屋外展示と子ども向け遊具
F-86F ブルーインパルス仕様。
1956年第1航空団に「空中機動研究班」として発足しました。
通称「セイバー」。
C-46D、輸送機です。
アメリカから36機供給され、1978年まで活躍しました。
ヘリコプター、H-21B。
バイアセッキ社作成のヘリコプターで、特殊な形状をしています。
この形の理由は、プロペラが接触しないように後部を曲げたから。
地対空誘導弾ナイキJ。
レーダー。
中庭に設置されているF104J。
F-86F等に続く第2世代のジェット戦闘機。
1967年から1986年まで、累計230機が配備されました。
子ども向け遊具が1つだけあります。
高さがあるものですが「遊具上での撮影絶対禁止」と大きく書かれています。
この遊具から見える位置で、戦闘機に離発着があるので、写真撮影したい気持ちもわかります。
高い位置から撮影したいなら、館内の階段等など、撮影ポイントは他にあります。
屋外に設置されている自動販売機。
柄が自衛隊戦闘機です。
展示資料館1階
展示入口です。
XF-2のモックアップ。
F-1支援戦闘機。
エンジン、実物大です。
戦闘機に積載されるミサイル類。
ミニシアターもあります。
資料館入り口前に「ミュージアムショップ」があります。
お土産屋さんです。
かなりの品ぞろえです。
展示資料館2階
2階のマップ。
全天周シアター。
大きなスクリーンで、航空機の映像が見られます。
約15分の上映時間で、毎回、定員120名です。
各回の開始前に1階受付で予約する必要があります。
上映回数 | 上映内容 | 上映開始時間 |
1回目 | 創造への挑戦 | 9:30~9:50 |
2回目 | アグレッサー | 10:30~10:55 |
3回目 | 最後の砦 | 11:30~11:45 |
4回目 | 創造への挑戦 | 13:30~13:50 |
5回目 | アグレッサー | 14:30~14:55 |
6回目 | 最後の砦 | 15:30~15:45 |
ラインメタルMk.20 Rh202。
ドイツのラインメタル社が開発した20mm口径の機関砲です。
有効射程約2,000m、発射速度1,000発/分。
VADS。
アメリカ軍で開発された発射速度約3,000発/分の20mmバルカン砲。
通称「バッズ」。
ブルーインパルスコーナー。
展示資料館3階
ライブラリー、図書館です。
ビデオ鑑賞、情報検索コーナー。
シミュレーション、3台あります。
一応ですが、無料です。
喫茶店「Fuji」。
子供向けメニューもあります。
展示格納庫
これだけの広さの実物の飛行機が展示されています。
以下の戦闘機・練習機のコックピットに座ることができます。
・F-1支援戦闘機[三菱重工]
・T-2高等練習機[三菱重工]
・F-104J戦闘機[ロッキード]
・F-86F戦闘機[ノースアメリカン]
フライトシミュレーター。
実際に戦闘機の座席に座ることができます。
こちらで体験試着ができます。
95cm~の子どもサイズがあります。
更衣室。
着替えてから15分間、この展示格納庫内のみ移動OKというルール。
お好みの戦闘機の座席で写真撮影というのが定番。
「浜松広報館」バージョンのプリクラです。
見学モデルコース(筆者が考えたもの)
施設は広く、全体を一通り見ると2時間~半日くらいの所要時間です。
到着後、まず1階で全天周シアターの入場整理券を確保。
その後、外の展示をみて、1階展示を回る。
全天周シアターの時間になったら2階へ移動。
映像を見終わった後、2階を回る。
3階でフライトシミュレータや書籍を眺めてから展示格納庫へ。
パイロットスーツをお借りして、戦闘機搭乗。
展示格納庫の残りの展示物を眺めて、展示資料館へ移動。
最後に展示資料館1階の受付前のミュージアムショップでお土産購入。
上記が僕が考えた、オーソドックスな流れです。
食事ですが館内3階に喫茶店があります(40席)。
お弁当持参もアリですが、館内は喫茶店以外食べることは禁止です。
屋外で食べる選択肢はありますが、天候に左右される点が注意点。
一応ですが喫茶店には「子供カレー」があるので、子どもの食事も基本大丈夫です。
基本情報
施設名 | エアーパーク 航空自衛隊浜松広報館 |
住所 | 静岡県浜松市西区西山町無番地 |
閉館日 | 月曜と月末の火曜日 詳細はこちらから |
開館時間 | 9:00~16:00 |
電話 | 053-472-1121 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 約146台 (無料) |
交通アクセス | ▼公共交通機関 JR浜松駅北口 バスターミナル14番線 「51 せいれい浜松 泉 高丘行き」乗車 (約25分)→「泉四丁目」下車徒歩約10分 ▼マイカー 東名高速道路浜松西インターより約10分 |
授乳施設 | アリ(受付で声をかけると案内してくれます) |
オムツ替え | 女性用トイレにおむつ替え台あり |
公式サイト | エアーパーク 航空自衛隊浜松広報館 |
駐車場は大きく2カ所あります。
館内1階にコインロッカーがあります。
また受付すぐ後ろに貸車いすもあります。
個人的評価
総合評価 | ★★★★★ |
子ども楽しさ度 | ★★★★★ |
その他の施設 | ーーーーー |
料金 | ★★★★★ |
交通アクセス | ★☆☆☆☆ |
冒頭にも書きましたがこの浜松エア-パーク、「SHIROBAKO」というアニメの第13話で、かなりの場面に登場します。
実際、劇中劇『第三飛行少女隊』製作のために、スタッフが取材でこの施設を訪れています。
アニメの場面数を持ち出すまでもなく、敷地面積は広く、見るものもたくさんあります。
飛行機が好き、自衛隊が好きな子どもには、間違いなく刺さる施設です。
逆に、航空機や自衛隊に興味がない方には、たいくつな施設でもあります。
実際の飛行機演習も行われており、練習機が飛び立つ姿がかなりの確率で見られます。
場合によっては、ヘリコプター演習や、偵察機の飛来などを見ることもできます。
当然、この施設で大きな飛行イベントも行われます。
エアフェスタやブルーインパルス飛行など。
イベント当日は混雑覚悟です。
平日は見学者は少なく、混雑が苦手な方はかなり気楽に見学できます。
基本、館内施設なので天候に左右されない、というのもメリットの1つ。
エアーパークとは、自衛隊の広報活動施設。
航空自衛隊を国民に知ってもらおう、という施設です。
そしてエアーパークはこの浜松にしかありません。
一時、この施設は有料化しましたが、現在は無料です。
有料無料はさておき、これだけ充実した飛行関連の見学施設は国内には他にはありません。
わずかでも飛行機系にご興味がある、お子様が好きであれば、とても良い思い出になる施設です。