この文章のトピックスは以下です。
・2025年ネットニュース視聴デバイス1位はスマホ・携帯電話で94.4%
・いまはモバイルのみでニュースを見ている人が多数
・ニュースを見るサイトはYahooなどのポータルサイトが多い
・若年層はニュースをSNSから取得している割合が1位
・ニュースの出所を気にする人はあまり増えていない
・優良ニュースサービス利用者は2025年時点で7.3%
2025年ネットニュース視聴デバイス1位はスマホ・携帯電話でダントツ1位

出典:世論調査・研究会(新聞通信調査会)
上記はインターネットニュースを見る時使用する機器(デバイス)情報の推移です。
スマホ・携帯電話2016年は77.2%、2025年94.4%、前後比+17.2%。
パソコン2016年は45.6%、2025年27.3%、前後比-18.3%。
タブレット2016年は13.5%、2025年9.4%、前後比-4.1%。
2016年からの情報ですが、1位はずっとモバイル端末であるスマートフォン・携帯電話で伸び続けています。
対し、パソコンとタブレットは下落し続けています。

出典:世論調査・研究会(新聞通信調査会)
上記は2025年、インターネットニュースを見る時使用する機器、年代別情報です。
年齢が若いほどモバイルのみの割合が高く、高齢になるほどパソコン利用者が増えています。
と言っても、2025年時点で70歳代以上の62.4%がモバイルのみとなっているので、いまは高齢者であってもモバイル端末が主流と言えます。
ネットニュースを見るサイト1位はポータルサイト

出典:世論調査・研究会(新聞通信調査会)
上記はインターネットニュースを見る時にアクセスするサイトです。
Yahoo、Googleなどのポータルサイトが1位で80.8%、約8割の人がインターネットニュースを見る時ポータルサイトを選択しています。
3位がスマートニュース、グノシー、News Picksなどキュレーションアプリで14.6%。
一時、勢いがあったキュレーションアプリですが、2025年時点の利用者は約1.5割と低めです。

出典:世論調査・研究会(新聞通信調査会)
上記はインターネットニュースを見る時にアクセスするサイト、年代別情報です。
各年代別を合計した総合1位はポータルサイトで、全年代別合計した平均は77.0%。
2位のSNSは若い世代が主流で、18~20代まではSNSがポータルサイトを抜いて1位です。
ニュースソースを気にする人は経年で変わらず

出典:世論調査・研究会(新聞通信調査会)
上記はインターネットニュースの出所を気にするかのアンケート結果です。
大きな変化はありませんが、わずかながら気にする人が増えています。
恣意的なニュースに出会って気にする人が増えたのか、時代的にエビデンスという言葉が定着したように、情報は常に正しいとは限らないと認識するようになったのか分かりません。

出典:世論調査・研究会(新聞通信調査会)
上記はインターネットニュースの有料サービスの利用しているか。
92.7%が利用しておらず、利用者は1割未満です。
ニュースはさまざまな場所で無料で取得できる状況、有料ニュースの課金ハードルは高い時代です。
無料ニュースの過渡期
日本新聞協会の情報によれば、ニュースに「週に1日でも触れる率」は民放テレビが僅差でトップです。
しかし「毎日ニュースを見る率」ではインターネット(約46%)が民放テレビ(約46%)と同値。
特に20歳代以下の世代では、ニュース視聴のトップがテレビではなく「YouTube」や「X(旧Twitter)」などのSNSになっており、ニュース=テレビ・新聞という常識は完全に過去のものとなりました。
僕は昭和生まれで、自分の父母やその年代より上の方々のニュース取得先は、新聞かテレビだったのを経験していますが、時代は変わっています。
僕はいま、パソコンとモバイル端末で無料のインターネットニュースを見ています。
子ども用に子ども新聞を定期購読しており紙媒体も読みますが、購読時間が一番多いのはパソコン。
モバイルはいつでも見られますが、僕にとっては画面が小さくインターフェイスもイマイチでできるならパソコンで見たい。
無料でニュース視聴している一人です。
パソコンでもスマホでもニュースを見ていて、気を付けないといけないと感じているのがエコーチェンバー。
自分の閲覧履歴から興味のありそうなニュースが表示されているのをひしひしと感じており、視野狭窄にならないよう自分に言い聞かせています。
自分の意見を肯定する意見ばかりを読んで自分の認識が正しいと思ったなら、バランス感覚を欠いた痛い人になる。
見えないモノに対価を支払うのを特に日本人は苦手としており、自分もテレビが無料の国で生まれ育って、そう感じます。
視野を広くして考えるなら、無料の何かは続かない。
適正な対価、最低平均給与の1.5倍程度の収益が発生しないモノが、継続できるはずもなく。
もちろんネットページには広告バナーや動画視聴後にみられるページが大半ですが、自分がニュースを無料で賄ってしまっている点は、これで良いのだろうかという気持ちはあります。
「ネットのニュースはタダで読めるもの」という認識が長年一般的でしたが、質の高いジャーナリズムを維持するため、国内外の主要メディア(日経、朝日、ニューヨーク・タイムズなど)は有料サブスクリプションへの移行を強めています。
これは当たり前でもあり、反動でもある。
この先、より優良なモノや情報の価値は高まると僕は考えており、いまはその過渡期です。
いま、AIを日常で使うようになりました。
そのAIは、人が読むに堪える記事を書けるようになりました。
ただ、AIがアウトプットしてくるものは、ネットにある情報が元になっている。
AIが自分で元記事を書ける時代がくるのか、今時点では未定です。
少なくともそれまでは、人間が元記事を作り出しており、ゆえにその重要性は間違いなくあります。
さいごに
いまの若者がSNSをニュースソースとするのはごく普通です。
実際は、知り合いとのつながりや推し対象を見ているところに、ニュースが紛れ込んでくるようなイメージ。
SNSも通常のブラウジングと同じく、もしくはより強力に、自分の好みが色濃く反映された情報が流れてきており、偏った情報の色は強くなります。
こうした状況から考えると、より重要性が増しているのが物理的な経験や自分の視点・考えです。
オーストラリアでは未成年のSNS利用禁止が法制化されました。
審議中の国としてカナダやフランス、スペインなどこれに続いています。
これを言い換えるなら「SNSは判断力が未熟であれば危ない」です。
